2006年 01月 15日
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▼「成人の日」について考える
●私のような世代にとっては、やはり今日1月15日が「成人の日」。○ここ数年は、どう見ても成人とは思えない一部の傍迷惑な新成人の行動をマスコミが過剰報道していることもあってか、「成人の日」のあり方についての議論が尽きない。
例えば寝言日記さんの記事(ホントに先がおもいやられる)では、浦安市の「成人式」とその後の市の対応について問題提起している。
どういうことかというと、浦安市の成人式が東京ディズニーランドで行われたことについて、朝日新聞のコラム「素粒子」が「浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」と批判的に報道した。
これに対して「本市の新成人に対する中傷だ」と浦安市側が抗議したことを取り上げ、「皆で考えた結果がこれであるなら,成人式などやめておけばいい」と、自らの企画の拙さを指摘されて抗議する側の意識の低さを「おかしい」と批判している。
私も、税金を使うのに「この程度のアイデアしか思いつかないの?」というのが朝日新聞側の主旨だと思うし、その問題提起自体は間違っていないと思う。
ただ、肝心のコラムを読んでいないので詳しくは分からないが、もしコラムに対案となるアイデアについて全く触れられていないのであれば、「うちだって色々と知恵を絞って努力しているのに、何のアイデアもなしに批判ばかりしないでほしい」という浦安市側の主張も少しは理解出来る部分もある。
○例えば、おかにゃんさんのブログ記事(誰のための成人式?)では、「成人式」のあり方について次の通り考察がされている。
◆不要な「成人式」
1 新成人だけで楽しむ会(大人に対する感謝がないから)
2 形式だけ来賓(市長など)がくる会(本当に成人を祝う気持ちがないから。来賓が真摯に成人を祝う気持ちがあるのならばむしろ歓迎する。)
3 ゲームやイベントを楽しむ会(二次会ならば否定しませんが,感謝の気持ちも大人の自覚も感じないから)
◆好ましい「成人式」
1 家族や地域(市町村全体ではなく,自治会や学区単位)での成人式(七五三やお宮参り方式)
2 学校の先生を招く成人式(恩師に対する感謝の念を示す)
3 1,2年先輩の話を聞く成人式(あまりに高名な人の講演会では話は聞いてくれないが,同世代の人の話ならば,結構聞く耳を持つし,数年後に逆の立場になることを自覚できる)
4 伝統を重んじる成人式(伝統は受け継ぐべき)
もちろん、コラムという限られた文章の中にどこまで書けるかという問題はあるが、朝日新聞も本当に改善したいと思っているのであれば、おかにゃんさんのように建設的な提言とセットで問題提起する方が望ましいのではないだろうか。
○私は、荒れる「成人式」については、次の2点が最大の問題点ではないかと考えている。
一つ目は、「成人式」に参加している新成人たちに対して「成人になること」という自覚を与えることが出来ていないこと。
二つ目は、「成人式」という場が、日頃から鬱積している若者たちのストレス発散のはけ口となっていること。
この両者のどちらに焦点を当てるかによって「成人式」のあり方が大きく変るのだが、各自治体の動向を見ていると、まだ両者の間で試行錯誤しているように思えてならない。
一つ目の問題に焦点を当てた自治体では、従来通りの式典が行われているが、本当に新成人たちに「成人になること」の自覚を与えようと考えるのであれば、市長や議員の自己満足的なスピーチよりも、1年先輩の成人が「社会人になることの大変さ」を代々伝えるようにした方がいいのではないだろうか。
加えて、荒れている成人グループを見ると、はた目には暴走族とほとんど変りが無く、彼らに共通しているのはカップルで参加している者が少ないことに気づく。
したがって、ハリーポッターの映画ではないが、「成人式」に出席するためにはカップルでの出席を求めるようにすると、お互いのパートナーを探す方にパワーを必要とするので、彼らの有り余るエネルギーを別のベクトルに向けることが出来るのではないだろうか。
二つ目の問題に焦点を当てた自治体では、浦安市のように様々な趣向をこらした新しいタイプの「成人式」を実施しているが、はっきり言って、こちらは「成人式」ではなくて「成人祭」になってしまっている。
もちろん、「成人祭」が全て悪いというつもりはないが、お祭り騒ぎがしたいのであれば、何も税金を支出してまで自治体が実施する必要があるのか疑問に思うので、こちらは「成人式」とは切り離して、どこかのイベント企業にでも任せた方がいいのではないかと思う。
by azarashi_salad | 2006-01-15 11:09 | 社会
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