人気ブログランキング | 話題のタグを見る

☆当たり前のようで大変なこと

●今からもう10年近く前の夏休み、家族で故郷(四国)に遊びに行き、名古屋まで帰るときのはなしである。

○その日は朝から全国的に天気が悪く、空港を出発する前からターミナルでは「名古屋地方の天候が悪く引き返す場合もあります」とアナウンスしていた。
 そのような中、私たち家族を乗せて空港を飛び立った飛行機は、名古屋空港に向けて順調に飛行を続け、いよいよ着陸態勢に入ろうとしていた。

 名古屋空港の上空は、予想していたとおり厚い暗雲が立ちこめており、私たちを乗せた飛行機は、着陸するためにその雲の中に飛び込んだ。
 その瞬間、窓から見える外の景色はそれまでとはうってかわって真っ暗となり、ところどころに稲光がくっきりと見えた。
 「こんな状態でも着陸できるなんて最近の航空技術はすごいなあ」と感心したその時である。私たちを乗せた飛行機は、まるでジェットコースターのように大きく高度を下げたかと思うと急上昇し、あっという間に暗雲の中を抜け出した。

 時間にしてわずか数秒のことだったと思うが、余りのショックのため機内には泣き出す子供もいるほどだった。その直後、パイロットの方から「名古屋空港上空の天候が回復するのを待ってもう一度着陸を試みますが、それでもダメなら大阪空港に向かいます」とアナウンスがあった。
 私は、思わず「もう一度試みなくていいから大阪空港に向かってくれ」と心の中で叫んだのだが、10分ほど上空を旋回した後だろうか、私たちを乗せた飛行機は、今度は暗雲のある北側ではなく比較的天候がよい南側から着陸態勢に入り、滑走路を巻くようにして無事に空港に着陸した。

 その瞬間、機内では誰からともなく拍手がわき起こったのだが、その拍手が、私たちを無事に目的地まで運んでくれたパイロットに対して贈られたものであることは間違いない。
 名古屋空港への到着時間は、当初の予定より30分以上遅れたのだが、誰一人文句を言う乗客はいなかった。

by azarashi_salad | 2005-04-29 13:37 | 無駄話

<:/p>

<< ♪4月の検索キーワード発表 ★マスコミの皆様へ【緊急要請】 >>