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【転載情報】青木秦さんからの案内

がれきから人へーこの夏全国縦断講演シンポジウムー

横浜、島田市、大阪市、福岡市、北九州市で順次開催。

がれきの全国広域化による列島汚染化反対の動きは、ようやく実を結び、残す受け入れ自治体は、ごくわずかとなりつつある。最後の力を集中して、汚染の拡大をもたらす東京都や北九州市へのがれき受け入れをストップさせたい。

その上で、この活動を通して私自身が気付いた2つの点、

1全国の非汚染地を、今なお高い空間線量と土壌汚染の下で生活している人が、避難したい場所に自由に行きたい。経済的雇用面などでの保証。

2福島県などに限られず、東京都、千葉県、埼玉県などの汚染地域の生活の中で、被曝症状が出ている人の診断、治療、生活体制作り。

そうしたことを考えていた折も折、今冬の私のがれき問題の東海・関西連続講演ツアーを企画してくれ、ゴールデンウィークには小出裕章氏の米国公演ツアーを企画した川井和子氏が、またまた米国の反核・被曝治療に取り組んできた医師と独国でチェルノブイリ治療に取り組んできた医師の全国縦断ツアーを企画したという。

日本の現状の中で、福島原発による放射能汚染-低線量の内部被曝―が今後私たちにどのように影響してくるのか?医療相談を日本人医師と共に受けて、今後について講演する。壮大な企画である。

幸いにして、がれき問題や放射能汚染測定、避難者支援などに取り組んできた人たちが各地で実行委員会を作って、この壮大な企画に応じて連続講演・シンポジウムが開かれることになった。ご案内します。

8月29日(水)横浜 神奈川公会堂 「内部被ばく治療の経験から学ぶ」

8月30日(木)静岡県島田市 プラザおおるりホール
 「避難者支援サミット in 静岡2012

8月31日(金)大阪 ドーン・センター
「~ガレキから人へ~未来をつくるフォーラム 原発事故避難者と私たち」

9月1日(土)福岡 福岡中央市民センター
「 春を呼ぶフォーラム スリーマイル、チェルノブイリ~フクシマ 」

9月2日(日)北九州 真鶴会館
「 春を呼ぶフォーラム in 北九州 」

各地の情報は、Facebookで。
http://www.facebook.com/LivelySpringJP

お問合せは、春を呼ぶフォーラムの川井和子まで。
kazko@aol.com / 090-1736-5974

<がれきの広域化収束過程に> 
がれきの広域化問題は、環境省の工程表によれば、大方収束しつつある。
昨年末から今年初めにかけて、がれきの受け入れに向けた“絆キャンペーン”がなされた。12月以降の東京都の試験焼却にあたり、東京都や受け入れ自治体は、がれき処理の遅れが、被災地の復興支援を遅らせている。広域化によってがれきを引き受けることが、被災地を救うことになると説明した。

“絆キャンペーンの下、がれきの広域化が、全国の自治体に広がろうとしたが、有害物の「拡散」「焼却」「希釈」は、世界の原則に反する。ドイツ放射線防御協会の訴えも後ろだてにしながら、放射能汚染の怖れのあるがれき広域化への批判の声は、インターネット、週刊誌、TV,そして新聞へと次第に強まった。

環境省は、がれきの総量の見直しを挟んで、「工程表」で、宮城県の可燃物を受け入れる自治体は、北九州市と東京都しかないことを発表した。2か月前には、16都府県で受け入れると言ってきたことから言えば、実質広域化政策の破たんを認めたと言える。(注1:緑の情報特版NO4参照)

<汚染の全国化を防いだ、汚染地からの避難者>
東日本の汚染地では、被曝症状(鼻血、口内炎、脱毛、紫斑、甲状腺の脹れ、下痢等々)が、わが子や自分自身に現れれば、多くの人が、非汚染地に避難している。

配偶者との生活や収入の目途を考えることなく、否応なく避難生活を始めた人も多い。命と未来に最大の価値をおいた汚染地から非汚染地への避難生活である。

がれきの広域化、全国の市町村でがれきを焼却する政策は、こうした新たな避難場所での生活を始めた人を恐怖に陥し入れた。せっかく非汚染地域に避難して被曝症状が軽減してきたと思ったら、またがれきか?なぜ避難者を追いかけるように非汚染地でがれきの焼却が始まるのか。市町村の焼却炉が、ミニ原発、放射性物質を放出する2次汚染源となる。なぜ為政者はそのことに気付かないのか?

結局、環境省によるがれきの広域化、列島の放射能汚染を、防ぐ原動力になったのは、汚染地から逃げてきた避難者たちだった。今ようやく多くの人の力で、がれきの広域化を収束させつつある。もう一息のところに来た。

考えてみれば、なぜ全国の非汚染地域にがれきを運ぶのか?
非汚染地域で受け入れなければならないのは、がれきではなく、人である。

空間線量が高い地域で子供を育てなければならない人たちも、生活の当てがあり、安心して暮らせる場所があれば、避難を考えることができる。仕事や生活の条件が、避難に向かう高い敷居を作っているとしたら、受け入れるのは放射能汚染の怖れのあるがれき、アスベストで汚染されているがれきではない。汚染地の生活で、未来が閉ざされてしまう子供や人々だ。

日本全国の非汚染地は、避難者が逃げて来れる安全な場所として確保しよう。
非汚染地でつくった安全なたべものを大量に汚染地に供給できる場所として確保しよう。と言うことだ。

<低線量・内部被曝による影響>
福島原発から放出される放射性物質は、昨年の原発事故当時よりは、大きく減ったとはいえ、今もレベル4の放射性物質を吐き続けている。東京なども風向き北東の時には、空間線量が上がる。

食品の暫定規制値は、今年4月1日から当初の1/5の100ベクレル/kgに下げられ、水の規制値も10ベクレル/kgに下がった。しかし全ての食品が、10ベクレル/kg以下にと言う希望値やチェック態勢が不備な現状から見ても、私たちが食品から取り込んでしまう量は予想以上に多く、食材に気を配っている家庭の子供の尿からセシウムが検出されたりしている。

空気、食べ物からの汚染は今も続いていて、体内に取り込んだ放射性物質による内部被曝の影響は、今後心配される。

北九州市で市民が作った市民検討委員会の代表の豊島佐賀大学教授は、「集団被曝線量」という考え方が重要だと指摘している。

被曝による影響は、シーベルト×人口で現れるという。例えば東京都の人口は、福島県の10倍だとすると、汚染度が1/10でも、同じだけの被曝による影響が出てくることになる。

被曝による影響が、個人差があり、感受性が高い人に現れるという村田三郎阪南中央病院医師の話を総合すると、今後首都圏の人口密集地からどのような影響が表れてくるか大きな心配の種である。

<がれきから人へ>
がれき問題を見ても、対策方針の基本は放射能汚染から環境と人々をどう守るかに在る。ところが、国や自治体は、そこを基本にせず、「環境や健康に直ちに影響はない」「過去の事例から影響は考えられない」という姿勢であった。

がれき問題では、がれきの全国広域化によって、列島汚染を進めるという点に無頓着であった。がれき全国化との戦いを通して、私たちは国や自治体には頼れないということを感じてきたが、同時に多くの人との繋がり、絆を大事にすることで、全国広域化の動きをもう一歩で断念させるところに来たといえる。しかしおしどりマコ氏が調査発表しているように、今も福島原発から「レベル4」に相当する放射性物質が、放出されている。

すでに東日本を中心に、人口の密集地帯に振りまかれた放射性物質の低線量ー内部被曝の影響がどのように現出するのかは、世界で始めてという経験であり予断を許さない。国や自治体に任せていては、環境も健康も守れないとすれば、私たちがどうするか?

がれき問題を取り組んできた私自身も、すでに避難者支援や、健康相談、放射能測定などの活動をこれまで行ってきた皆さんの知恵をお借りし、医療関係者との連携を探る場として、今回の8月29日から9月1日に掛けて全国で行われる連続講演会・シンポジウムに参加することをお奨めする。

<講演シンポと―講師紹介> http://www.facebook.com/LivelySpringJP

講師

パターソン医師
(アメリカ)

ジーデントップフ医師
(ドイツ)

「チェルノブイリ・ハート」
上映会も場所によってはあります。
解説 イレーネ・ザビトコ

<講師紹介>
> デルテ・ジーデントップフ医師(ドイツ)
>  「核戦争防止国際医師会議」ドイツ支部設立メンバー
>  「カスチュコビッチ・ディーツェンバッハ友好協会」代表
>  元開業医(内科医・心理セラピスト)
>
> ジェフリー・パターソン医師(アメリカ)
>  「社会的責任を果たす医師団」の元代表・次期代表
>  ウィスコンシン大学医学部教授(家庭医学)。
> イレーネ・ザビトコ
>  小説家・ドキュメンタリー作家
>  ウクライナ系アメリカ人としてシカゴに生まれる。
>  20年間、チェルノブイリを題材に、小説を執筆、新聞・雑誌に記事を寄稿。
>  現在、チェルノブイリのドキュメンタリー映画を製作中。
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クリックで救える命がある。

by azarashi_salad | 2012-08-26 19:53 | 健康

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