◆一般廃棄物処理場のバグフィルター

環境省が方針として打ち出している、一般廃棄物処理場で放射能汚染された災害廃棄物を焼却処理するケースをイメージしてみた。
廃棄物の焼却に当たっては主灰の埋め立て処分ばかりが問題視されているが、実はもっとも心配しているのが飛灰(ダスト)の汚染対策である。(飛灰は主灰の約10倍に汚染が濃縮される)

【有限会社 伊藤組】バグフィルター清掃風景

まるでエアコン室外機の掃除みたいだが、作業員の安全が十分確保できるのだろうか。また清掃作業によって高濃度に放射能汚染された飛灰(ダスト)が大気中に漏れそうで非常に心配である。

【有限会社 伊藤組】バグフィルター清掃実験①説明

そもそも高濃度に放射能汚染されたバグフィルターは、こうしたオープンな環境での清掃作業自体が不可能で、密封された専用の環境を構築することが必要ではないだろうか。

【有限会社 伊藤組】バグフィルター清掃実験②作業

このように大気中に吹き出ている飛灰(ダスト)が全て高濃度に放射能汚染(飛灰は主灰の約10倍)されていると思うと大変恐ろしい。

【有限会社 伊藤組】バグフィルター清掃実験③結果に関する説明

【有限会社 伊藤組】バグフィルター清掃実験④結果

清掃前後の比較では飛灰(ダスト)が取れたことが良く分るが、ダストが高濃度に放射能汚染された場合はバグフィルターごと厳重に封じ込めて毎回埋め立て廃棄するしかないと思う。
それを考えると一般廃棄物処理場で放射能汚染された廃棄物を焼却処分する事は非常に高コストで、自治体財政を圧迫することも想定しておく必要がある。

【9/2:追記】(バグフィルターに吸着する)飛灰について(参考)

キレート剤などの処理剤を加えて固形物(飛灰固化物)にするほか、溶融固化、セメント固化、酸などの溶媒による抽出法のいずれかによる中間処理を施すなどして、処分場に埋め立てる。しかし、キレート処理の過程で二硫化炭素が検出されるケースもあり、処理には注意が必要だ。

【9/7:追記】一般廃棄物処理場で放射能汚染廃棄物を焼却する場合の問題点(まとめ)

○環境省は、このようなバグフィルタを設置した一般廃棄物処理場で、放射能汚染された瓦礫を焼却しても問題がないとしているが、そもそも一般廃棄物処理場の焼却炉は放射性廃棄物を焼却することを想定しておらず、主灰の10倍ほどに高濃度に汚染された飛灰が吸着したバグフィルタを清掃する作業員の健康に大いに問題があると言わざるを得ない。

○また、バグフィルタに吸着した飛灰を大気中に漏らさずに全て回収することは机上の空論としか思えず、バグフィルタごと廃棄するにしても高濃度に汚染された放射性廃棄物をどこに埋め立てて処分するのか、という新たな問題を生み出すだけである。

○さらに、飛灰が吸着するたびにバグフィルタを交換すると膨大なコストを要するが、悪くすれば市民の共有財産である焼却炉自体を傷めることも想定され、自治体財政を大きく圧迫することが懸念される。

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by azarashi_salad | 2011-08-31 10:21 | 健康 <:/p>

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