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【「ブロガー新聞」について考える(1)】

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●前回の「ブロガー新聞」(第3号)の「一日編集長」を担当して以来、「ブロガー新聞」についての批判や感想、「参加型ジャーナリズム」のスタンスなどについて、色々な方のご意見を読ませて頂きましたので、あらためて「ブロガー新聞」(あるいは「参加型ジャーナリズム」)というものについてじっくりと考えてみたいと思います。

○そもそも、「週刊!木村剛」に「駆け込み寺」を呼びかけて、木村氏がそれに応えてくれたことから始まった「ブロガー新聞」ですが、元々の「動機は何か」を思い起こしてみると、ネット上で埋もれがちだが重要な情報を、既存のマスコミの手を介さずに大勢が注目する「陽の当たる場所」へ導くことではなかったのかと思います。
 「そのために必要なことは何か」をプロセスとして考えてみると、次のようになるのではないでしょうか。


■「参加型ジャーナリズム」にとって必要なこと
 1、「玉石混合」と言われる情報の中から、もしかすると「玉」かも知れない情報を探し出すこと。(情報の取材)
 2、探し出した情報の中から、「これは!」と思われる情報に焦点を当てて、関連する情報を「HUB」に集中すること。(情報の集約)
 3、「HUB」に集中した情報の中から、本当に「玉」だと思われる情報を取捨選択し(誰が取捨選択するのかと言う問題は残るが、ここではとりあえず一旦おいておく)、それを増幅して広く世に伝えること。(情報の周知)
 以上のように整理してみると、小林さんが述べられているとおり、3はすでに「週刊!木村剛」が「ゴーログ」で行っていますので、「ブロガー新聞」に求められていることは、1の「情報の取材」と2の「情報の集約」ではないかと思います。


■「情報の取材」について

○まず「情報の取材」については、これまた小林さんからヒントを頂いたのですが、全体で300万と言われるブログ大海の中から「情報を取材」するためには、「これは!」と思われる情報を探しだすスタッフが必要となります。
 この作業自体は、日頃からブログをよく見ている方であれば誰でも出来ることなので、「ブロガー新聞」には、より多くの方がこうした作業に協力してもらえるよう、つよく呼びかけることが求められると思います。
 そして、その呼びかけに応じてくれた方は、自薦他薦を問わずに「もしかすると玉かも知れない」と思われる情報を、トラックバックを使って紹介すればいいのではないでしょうか。そうなると、これらのトラックバックを受け止めて「集約」する場所が必要になります。


■「情報の集約」について

○次に「情報の集約」では、1の作業によって多くの方からトラックバックされる情報を、「HUB」として機能する1カ所で受け止めることが必要になりますが、現状の「ブロガー新聞」や「週刊!木村剛」のスタイルでは、私は技術的に限界があるような気がします。
 この「情報の集約」場所が「HUB」として機能するためには、読者から寄せられる多数のトラックバックを、「テーマ別」あるいは「主張別」に分かりやすく整理するための「プラットフォーム」が必要ではないでしょうか。

 現在、ライブドアやエキサイトなどのポータルサイトが「カテゴリー別」のトラックバックセンターを設けていますが、これをもうすこし工夫して、例えば「今週のトラックバックテーマ」や「常設トラックバックテーマ」などの「トラックバックテーマ」毎に見やすく整理した「プラットフォーム」が作れないものでしょうか。

 以上のように整理して考えてみると、この「プラットフォーム」にトラックバックを集めるまでが、「週刊!木村剛」における「ブロガー新聞」の役割ではないかと思います。


■「参加型ジャーナリズム」の本来の役割について

○一方、今回の新潟中越地震災害において市民ブログが果たした役割を考えてみると、このようにして「プラットフォーム」に集められた情報の中から、本当に「玉」だと思われる情報を取捨選択し、それを増幅して広く世に伝えることこそが、「参加型ジャーナリズム」の本来の姿であるような気がしてなりません。
 その意味では、3の「情報の周知」については「週刊!木村剛」だけでなく、より多くの読者が集中する「パワーブログ」が揃って取り上げることが望ましいのではないかと思います。

 上で、とりあえず一旦置いておいた「誰が取捨選択するのか」という問題については、もうすこし考えてみたいと思います。

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by azarashi_salad | 2004-11-02 11:13 | 私説 <:/p>

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