<   2007年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

<:/p>

♪遅まきながら産経新聞に続報が掲載された

●無線障害「携帯」シロ 全日空、原因はコード破損(10月30日8時1分配信 産経新聞)
 長崎空港で17日、全日空機の航空無線が通信不能となったトラブルで、総務省は29日、無線設備に原因があったとして、同社に再発防止や点検の改善を要請した。当初、原因とみられていた乗客の携帯電話には因果関係は認められなかった。
 全日空機は17日午前9時10分ごろ、長崎空港離陸直前にVHF(超高周波)無線が送信不能となり出発が約45分遅れた。機内では乗客1人が携帯電話の電源が入っていたことを申告。直後に無線通信が回復したため、携帯電話の電波が原因となった可能性が指摘されていた。
 総務省は25日、同機を臨時検査し、機長席のハンドマイクのコード破損を原因と特定した。芯(しん)線が露出して金属に触れ、無線障害を引き起こしたという。
 全日空は再発防止に努めるとしたうえで、「トラブルの原因とは別に、機内での携帯電話使用は航空法で禁止されており、周知に努めていく」(広報室)としている。

○先日からこのブログで取り上げていた全日空機の無線障害の件だが、遅まきながら全国紙では唯一、産経新聞が続報を掲載し、これまで報道していた「携帯電話=原因」説を訂正した。

 ちなみに、この件に関するエントリーのせいかどうかは分からないが、「なかの人」の解析によれば、ここ数日、池上通信機と総務省からのアクセスが増えていたので、ちょっとだけご紹介。

a0008617_23591985.jpg


○産経新聞が今回続報を掲載したのは、記事の文面からして総務省のプレスリリースがきっかけと思われるが、おそらく総務省の内部においても、無線機の送信不具合まで携帯電話が原因とするのは、俄には信じ難いと思われていたのではないか。

 それにしても、記事中での全日空広報のコメントの取り上げ方だが、肝心の整備不良に関しては「再発防止に努めるとしたうえで」とサラッと流しておいて、携帯電話については「トラブルの原因とは別に、機内での携帯電話使用は航空法で禁止されており、周知に努めていく」(広報室)とさりげなくフォローするあたりに、スポンサーであるメジャー企業への配慮を感じるのは、ちょっと穿った見方だろうか。

 もちろん、安全を脅かす「恐れ」があるので、飛行中は携帯電話の電源を切るのは当然だが、無線装置に不具合を抱えたまま飛行するのはもっと危険な行為なので、国土交通省は全日空を改善指導しないのだろうか。

(産経新聞の当初報道は以下の通り)

●携帯電話原因? 全日空機遅れる(10月18日8時0分配信 産経新聞)
 17日午前9時10分ごろ、長崎空港で羽田行き全日空662便ボーイング767(乗客乗員234人)が、離陸直前に航空無線が使用できなくなり出発が約45分遅れた。携帯電話が原因とみられるが、全日空は「現段階では因果関係は分からない」としている。
 全日空によると、同機は誘導路を走行中に3系統ある無線装置のうち1系統が送信不能となり、駐機場に引き返した。駐機場で整備士が点検したところ3系統とも送信不能だった。その後、無線装置は使用できる状態に回復。機内では客室乗務員の指示で、乗客の1人が電源を切るなどしたといい、無線装置に異常がないことが確認された。
 携帯電話など電波を発信する機器は航空機の計器、無線機に障害を生じるおそれがあるとして使用が禁止されている。

[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-30 23:59 | 社会 | Comments(0) <:/p>

△ミスには違いないが設計にも問題があるのでは

●スイッチ入れ忘れが原因…大江戸線不通(10月23日21時56分配信 読売新聞)
 東京都営地下鉄大江戸線で23日朝に発生した停電事故は、二つある変電所の一方で送電スイッチが切れたままの状態だったため、過電流により安全装置が作動して送電がストップしたことが、都交通局の調べでわかった。
 同局は「スイッチを入れ忘れる人為ミスだった」としており、再発防止に向け保守点検の確認を徹底する。
 都交通局によると、停電が発生した中井―練馬間を走る電車には、中井変電所(新宿区)と、練馬変電所(練馬区)から同時に電力が供給される仕組みになっている。
 しかし、停電が発生後、同局職員が練馬変電所内を確認したところ、送電設備のスイッチが切ったままの状態になっていた。

○先日から日記に書いているANA機の件でも共通しているのだが、本当に近頃は「確認漏れ」と思われるミスが、あらゆるケースで続いていると思う。

その原因の一つとして、何をするにも時間に追われている「現場」の実態があるのではないか。

「失敗学」によると、効率化を重視するあまりに作業を急がせすぎると、実際の作業時間は短縮するのにも限界があるから、「確認」のステップを間引くのだそうだ。
身の回りでも同じような「確認」漏れが起きていないか、今一度点検してみたいと思う。

○ところで、今回のケースに限っては単純に「作業ミスが原因」で済ませていいのか疑問。

というのも、本来、二系統から給電する設計にしているのは、片系に障害が発生しても残りの系で運転が継続できるよう、冗長性を持たせて信頼性を確保するためだろう。

片系が停電しただけで、もう片系がオーバーロードして全て止まるのであれば、何ら信頼性が向上しているとは言えないが、これって、もともとの設計に問題があるのではないだろうか。

別の報道では、都営地下鉄、中でも大江戸線は非常にコストを重視していたと聞くが、おそらく、コストを重視するあまり、こうした設計になったのではないか。

全てのツケを現場のせいにするだけでなく、こうした設計になっている理由と責任についてもしっかり追及してほしいと思う。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-24 06:55 | 社会 | Comments(2) <:/p>

△すっかり全日空に騙されてしまった

●機長マイクのコードに亀裂=長崎で無線トラブルの全日空機(10月18日18時32分配信 時事通信)
 長崎空港で17日、全日空機の無線に障害が発生したトラブルで、同社は18日、機体を点検した結果、機長席の交信用ハンドマイクのコードが一部亀裂し、芯線が露出している部分があったと発表した。
 芯線の露出部分が金属に触れると、接触の仕方によっては送信電波が出たままになり、交信できなくなるという。同社はこれがトラブルの原因になった可能性があるとしている。

○前回の記事(▲マスコミに代わってフォローしましょう)を書いた後、ミクシィ日記にコメントしていて、すっかり全日空に騙されていたことに気が付いた。

 何のことかって、17日の報道をよく思い出して欲しい。

 17日の報道では、「操縦士の点検では原因が判明せず、客室乗務員が「携帯電話の電源をお切りください」と機内放送したところ、装置が正常に戻った。乗客の1人が電源を入れていたことを申し出たという。整備士が駐機場で装置に異常がないことを確認し、再出発した。」と書かれている。

 つまり、乗客が携帯電話の電源をオフにしたこともさることながら、この航空機は、地上の整備で装置に何も問題がないことを確認したからこそ再出発したのである。

 にもかかわらず、18日の報道では「同社は18日、機体を点検した結果、機長席の交信用ハンドマイクのコードが一部亀裂し、芯線が露出している部分があったと発表した。」という。

 これってどういうことだろう?

○結局このB767は、実は交信用ハンドマイクに不具合を抱えたまま、17日まる一日運航していたということになる。
 上空で、全ての無線機が交信できなくなる不具合を抱えたまま運航していたということだ。 (飛行中に障害が再発しなかったのは運がよかっただけ)

 全日空はサラッとプレス発表し、マスコミも前日とは違ってほとんど注目していないが、よく考えると、これって大問題なのではないか・・・。

○機長席の交信用ハンドマイクのコードに亀裂があったにもかかわらず、操縦士の点検では原因が判明せず、整備士が駐機場で確認しても気付かない。

 全日空は、一体どういう「確認」をしていたのだろうか?
 再出発を急ぐ余り、おざなりな確認にはなっていなかったか?

 全日空は猛省すべきと思うのは私だけ?

【10/23:追記】
▽実はもっと全日空に騙されていたかも


○よく考えると、17日の午前9時のフライトで無線障害が発生し、その日の内にこの機体で4~5回フライトしているのに一度も無線障害が再発しなかったことを考えると、もしかして長崎を飛び立つときに、すでに機長席のハンドマイクケーブルの不良に気付いていたのではないかという気がしてきた。

だいたい、「ハンドマイク」を使って交信しているパイロットってどのくらいいるんだろう?
テレビや映画などでよく見かけるパイロットは、みな大抵マイク付き「ヘッドセット」で交信していたと思うが、無線機に備え付けのハンドマイクなんて使っているのかなあ。
逆に、普段使っていないから、ケーブルの亀裂にすぐに気付かなかっただけではないだろうか。

○さらに、整備士が地上で点検したにもかかわらず、障害状況から言って一番疑わしいプレストーク周りの不具合を見逃すとは、にわかには信じがたい。
もしかすると、機長か整備士か分からないが、ハンドマイクのケーブル亀裂に気付いて無線機から取り外していたから、その後は何も異常なくフライトを続けたのではないだろうか。

ただし、長崎を出る際に「乗客の携帯電話ではなくて機長席のマイク不良が原因でした」とプレス発表すると、遅延の責任を押しつけられた乗客が騒いだり、整備不良のせいで遅延が生じたと報道されるのを避けるため、わざと夜間点検で気付いたと発表したのではないかなあと。

まっ、あくまで想像にすぎないが、笑。

院長の独り言さんからTBを頂いたので、追記したところでTB返し。
●No.403 携帯電話で航空無線に障害はあやしいなぁ

[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-20 00:46 | 社会 | Comments(9) <:/p>

▲マスコミに代わってフォローしましょう

○何のことかって、昨日の長崎空港での航空トラブルの件。

●携帯電話で全日空機遅れ 無線異常で駐機場に戻る(中日新聞)
 17日午前9時10分ごろ、長崎空港で羽田行きの全日空662便ボーイング767(乗客乗員234人)が、誘導路を走行中に無線装置が使用できなくなり、駐機場へ引き返した。全日空によると、乗客の携帯電話の使用が原因とみられ、同機は約45分遅れで長崎空港を出発した。
 最初、3系統ある無線装置のうち1系統で送信ができなくなり、駐機場へ戻る途中にすべて使えなくなったという。
 操縦士の点検では原因が判明せず、客室乗務員が「携帯電話の電源をお切りください」と機内放送したところ、装置が正常に戻った。乗客の1人が電源を入れていたことを申し出たという。
 整備士が駐機場で装置に異常がないことを確認し、再出発した。
 航空機内での携帯電話使用をめぐっては、今年3月に羽田空港で、全日空機の乗客の男が機長の命令に従わずに携帯電話を使い続け、駐機場に引き返すトラブルがあった。

○ちなみに、昨日のニュースは全体的にこんな扱いだった。

◆携帯原因?離陸直前に無線機不通、全日空機出発遅れ…長崎空港(読売新聞 - 11時間前)

◆旅客機の無線機通信不能に、乗客の携帯が原因の可能性(読売新聞 - 23時間前)

◆全日空機が無線トラブル=携帯原因?、空港は否定-出発40分遅れる・長崎(時事通信 - 2007年10月17日)

◆携帯電話で全日空機遅れ 無線異常で駐機場に戻る(中国新聞 - 2007年10月16日)

◆全日空の無線機交信不能に 乗客の携帯が原因か(アメーバニュース - 5時間前)

◆携帯原因で無線故障? 長崎発の全日空機引き返す(長崎新聞 - 10時間前)

◆ケータイ"電源入れっぱなし"状態が飛行機を止めた(スポーツニッポン大阪 - 14時間前)

◆携帯電話で全日空機遅れ 無線異常で駐機場に戻る(中日新聞 - 2007年10月16日)

○もちろん、機内では携帯電話の電源を切ることが決まりなので、この乗客に非があったことは事実だが、それと無線装置の異常との因果関係は全くと言っていいほど分かっていない。

 それを、まだ原因が特定できてもいないにもかかわらず、あたかも「携帯電話が原因」と決めつけた報道をされたため、この乗客の方は全ての責任が自分にあると思って、さぞかし心苦しい思いをしたことだろう。

 ところが、いざフタを開けてみたら機長席の交信用ハンドマイクのコード亀裂がトラブルの原因、爆!

●機長マイクのコードに亀裂=長崎で無線トラブルの全日空機(10月18日18時32分配信 時事通信)
 長崎空港で17日、全日空機の無線に障害が発生したトラブルで、同社は18日、機体を点検した結果、機長席の交信用ハンドマイクのコードが一部亀裂し、芯線が露出している部分があったと発表した。
 芯線の露出部分が金属に触れると、接触の仕方によっては送信電波が出たままになり、交信できなくなるという。同社はこれがトラブルの原因になった可能性があるとしている。

○オイオイ、明らかに全日空側の整備不良じゃないか。
 そりゃあ、マイクのプレストークラインがアースに落ちたら、送信電波が出たままにもなるわな。(ちなみに携帯電話の電源オンでは障害は再現しなかったらしい、笑)

 昨日のニュースを見て、航空機の無線機はそんなに脆弱なシステムなのか、と心配した意見も多く見かけた。
 にもかかわらず、今日のニュースは「こんだけ~」ですか!!!

 しかも、昨日の報道で唯一、携帯電話が原因ではない可能性について言及していた時事通信のみがフォローしているのも笑える。
 さらに、昨日だって実のところ、関係者は誰も「携帯電話が原因」なんてことは言っていないのだが・・・。
◆全日空広報のコメント
 「今回の故障と携帯電話との関連ははっきりとはしないが、携帯電話が機内の通信機器に支障を及ぼす恐れがあることは、機内放送でお伝えしている。機内では電源を切ることをあらためてお願いしたい」

◆(大阪航空局 長崎)空港事務所のコメント
 「何らかの理由で同機の無線機の送信電波が出しっぱなしになっていたことが原因」として、携帯電話の影響を否定している。

○にもかかわらず、あたかも「携帯電話が原因」と決めつけた報道をしたマスコミ各社は、「誤報」だったと分かったらスルーだからねえ・・・。(時事通信を除く)

 全日空も、プレスに投げ込んだだけでHPでの公式コメントはなし・・・。

 困ったものだ。(時事通信を除く)
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-18 22:15 | 社会 | Comments(4) <:/p>

♪浅井さん、それは違うでしょう

●亀田反則 浅井氏「世間も反省を」 TBS番組(イザ:10/14 10:48)
 14日午前放映のTBS系情報番組「サンデーモーニング」に出演した“親分”こと大沢啓二氏は、WBC世界戦で反則を繰り返し大差で王者・内藤大助に敗れた亀田兄弟の二男、大毅に「喝」を加えた。
 スポーツトピックを「喝」と「アッパレ」で評価する同番組で、大沢親分は「プロレスじゃない。マナーってもんがある。チャンピオンだから内藤は」と「ゴキブリ」などと内藤を挑発した亀田大を批判。張本勲氏も「喝」の札を挙げて「初めてみた。しらけた。経験不足とかではない」と亀田を批判。両氏とも内藤には「アッパレ」を与えた。
 さらに、同番組のコメンテーターで写真家の浅井慎平氏は「ボクシングへの冒涜(ぼうとく)だ。ひどいなと思う。プロレスに行けといわれているが、プロレスに対しても失礼」と手厳しく批判。亀田戦のテレビ中継を独占的に行い、「亀田寄り」とも批判されてきたTBSの番組中にもかかわらず、「あれだけ持ち上げていた世間も、反省してほしい」と批判した。

○いや、反省しなければ行けないのは「世間」ではなくて「TBS」の方だろう。
 あれだけ持ち上げて、意図的にそういう「世論」を作ってきた張本人なんだから。

 世間の多くは亀田家のスタイルを良しとしていないからこそ、内藤さんは「国民の期待に応える」とまで発言していたのでは。
 実際、試合が行われた会場では内藤ファンの方が多数で、亀田家にとってはアウェーのような状態だったそうだ。

 (勝利という)「結果」を出すためには「手段」を選ばない亀田家の姿勢は、「利益」を上げるためには「偽装」でも何でもするミートホープ社長やウナギ卸売業「石橋淡水」社長などと共通しており批判されてしかるべきだが、(視聴率という)「結果」を出すためには手段を選ばないTBSも同じ穴のムジナではないか。

 TBSこそ、手のひらを返したような内藤さんを持ち上げる番組を報道する前に、反省する必要があるだろう。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-15 07:07 | 社会 | Comments(2) <:/p>

▽なぜ逮捕しない!

●時津風親方「おまえらもやれ」 兄弟子に殴打けしかけ(09/30 07:23)
 「おまえらもやれ」。大相撲の時津風部屋の時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=が急死した問題で、時津風親方は兄弟子らをけしかけていた。部屋関係者が、斉藤さん死亡当日や前日に受けた暴行の生々しい様子を次のように証言した。急死が発覚した6月、親方はいじめや制裁の有無を記者会見で問われ、「そういうことはない。何が原因でこうなったかのか分からない」と釈明していた。

 6月25日午前11時ごろ、斉藤さんが逃亡したことに兄弟子らが気付いた。近くのコンビニ前にいるのを見つかり連れ戻される。兄弟子から殴られた。
 同日午後6時ごろ、夕食で「逃亡」の罰として斉藤さんは時津風親方の斜め後ろに正座させられた。斉藤さんが「心を入れ替えます。すみませんでした」と許しを求めると、兄弟子は「だまって正座しとけ」と怒鳴り、親方は「何十年も相撲界にいるが、おまえみたいに根性のないやつは初めてだ」と説教した。
 午後7時ごろ。親方は飲み終わったビール瓶で斉藤さんの体を数発殴った。最後に額のあたりを強めに殴り血が流れた。親方は兄弟子らに「おまえらもやってやれ」と指示。3人が「根性いれてきます」と言って、部屋の裏手や宿舎の外で30分以上、素手や金属バットで暴行を加えた。

 兄弟子らは親方の前に連れて行き謝らせたが、親方は「駄目だ。何度おまえにだまされたか」と突き放した。
 翌26日。午前10時ごろにけいこが終わると、間もなく斉藤さんに対して「かわいがり」と呼ばれる集中的なぶつかりげいこが始まった。兄弟子1人が胸を出し、ほか3、4人が取り囲む形で、斉藤さんが倒れると足げにしたりした。親方もそばで見ていた。ぶつかりげいこは1時間以上続いた。

 親方は兄弟子たちに続けさせたまま、風呂と食事を終えて帰ってくると、「後はわしが面倒を見る。おまえらは風呂に入れ」と言い、けいこ場で斉藤さんと2人きりになった。その間約20分。「あー」という斉藤さんのうめき声が聞こえた。午後0時半ごろ、意識不明になり、壁にもたれぐったりしていた。体全体が土気色になっていた。水をかけたが意識が戻らず、親方の「今度は温めよう」という指示で風呂場に運び湯をかけ始めた。弟子たちは「救急車、救急車」とざわつき始めたが、親方は呼ぼうとしなかった。湯でも意識が戻らず、親方もようやく救急車を呼ぶことを承諾した。
                   ◇
 ≪死亡2日後には制裁否定≫

 時津風親方は、斉藤さんの死亡2日後の6月28日、記者会見を開き、「こんなことになって申し訳ない」と陳謝しながらも「普通通りのけいこで、無理はさせていない。亡くなるとは思わなかった」と制裁を否定していた。
 会見で時津風親方は同月26日、「ぶつかりげいこ」を始めたところ息が荒くなり、休ませたが返事もあいまいになったため、救急車を呼んだと説明。いじめやしごきは「やらせないし、力士にそんな気持ちはない。警察からも事件性は一切ないと言われた」と否定。斉藤さんが以前3回部屋を抜け出したとし、「立派にしてやりたいと思っていたのに…」と話していた。
                   ◇
 ≪斉藤俊さん死亡、発覚までの経緯≫

 ▽6月25日
午前11時ごろ 斉藤さんが部屋を抜け出したことが発覚
午後 6時ごろ 罰として正座させられ、親方が説教
   7時ごろ 親方がビール瓶で数発殴る。「おまえらもやれ」と告げ、兄弟子らが金属バットなどで暴行
 ▽26日
午前10時ごろ 斉藤さんに対し、集中的なぶつかりげいこ
  11時ごろ 親方が「おれがみる」と兄弟子らを遠ざけた
  11時20分ごろまで 親方と2人きり。斉藤さんのうめき声
午後0時半ごろ 斉藤さんが意識不明。風呂場に運び湯をかけた
  0時50分 親方が通報を承諾し、119番
午後2時10分 斉藤さんの死亡確認。電話で親に「急性心不全で死亡」と連絡
 ▽28日
 親方が弟子を集め、暴行の事実を漏らさないよう指示。記者会見で、「(いじめや制裁は)ない。生活態度を改めようとした」

○意識不明になったとき、最終的には親方と二人きりだったということは、「死亡」に親方が何らかの関与をしているのは明らかである。

 さらに、弟子たちに口裏を合わせるよう指示していたという証言もあり、証拠隠滅の恐れもあるのに、なぜ、警察はこの親方を逮捕しないのだろうか。

 一般の市民相手なら、少なくとも事件の重要参考人として事情聴取くらいしていても不思議ではないが、警察は何に遠慮しているのだろうか。

 相撲協会に配慮して、二の足を踏んでいるのだとすればとんでもないこと。
 殺人、暴行、業務上過失致死、何の容疑でも構わないから、さっさと逮捕して徹底的に取り調べるべきと思うのだが。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-02 06:36 | 社会 | Comments(6) <:/p>

♪本当?

●<年金保険料>舛添厚労相発言に鳥取県倉吉市長が抗議文(9月30日20時57分配信 毎日新聞)
 鳥取県倉吉市の長谷川稔市長は30日、舛添要一厚生労働相が、社会保険庁職員の年金保険料の着服・不正受給問題に関連し、「市町村は(社保庁よりも)もっと信用ならない」と発言したとして、舛添厚労相に抗議文を提出した。
 申し入れ書で長谷川市長は「先ごろの社会保険庁からの調査では、鳥取県においては少なくとも、過去に(着服・不正受給は)一件もないと報告、発表しています」と指摘。保険料の納付率低下や年金離れに拍車をかける恐れもあるとし、発言の訂正を求めている。
 舛添厚労相は29日、テレビ番組に出演し、社保庁職員の横領を防ぐため、同庁の保険料徴収窓口を廃止する方針を明らかにした。さらに番組終了後、記者団の質問に「銀行は信用なるけど、社会保険庁は信用ならない。市町村の窓口はもっと信用ならない」などと発言した。【田辺佑介】

○「銀行は信用なるけど、社会保険庁は信用ならない。市町村の窓口はもっと信用ならない」って、具体的なデータを何も示さずに言われても、あなたの言葉が一番信用できないんだけど、笑。

 それにしても、これって社長が「我が社の社員は信用できないからよそを利用してくれ」と言っているのと同じこと。
 年金の失われた信用回復に向けて、社員一同頑張ろうという意気込みが全く伝わってこないんだけど、大丈夫かねえ。

 もっと、そんな組織を信用して年金を預けざるを得ない国民の身になって欲しいものだが。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-01 06:59 | 社会 | Comments(0) <:/p>