カテゴリ:詩・小説( 2 )

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♪命名センスが素晴らしい

■水嶋ヒロさんの「KAGEROU」100万部

流行り物に敏感な妻が買っていたので早速読んでみた。30分もあれば読める軽い小説だが、筆者が伝えたいものが今一つピンと来なくて、読後の印象の薄い作品だった。

特に最終章、無理やりな展開の割にはそれで何が変わるのか、伝えたい意図がよく分からなかった、あってもなくても大差ない蛇足のような感じ。

巷の噂ではゴーストライター説もあるようだが、確かに始まりと後半ではテンポがガラッと変わり、別の書き手による作品と思えなくも無いがどうなんだろう。

それよりも感心したのがこの作品の命名者のセンスで、話題性は十分だったが来年には多分ブックオフで¥100で売られているだろうと思うと、まさにピッタリなタイトル、いや素晴らしい。

【かげろう】
幼虫は川中の礫(れき)上や砂中に1~3年暮らす。成虫は寿命が数時間から数日と短いため、はかないもののたとえにされる。


*筆者には申し訳ないが、売り上げに貢献した一読者の素直な感想ということでご勘弁を。

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クリックで救える命がある。
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by azarashi_salad | 2010-12-30 14:47 | 詩・小説 <:/p>

◆◇ 明 日 ◇◆

道ばたに光る雫
辿ってきた足下に落ちる影の中で
賢明に主張しあって
そして消えていく

今に残るのはたった1つで
今に居座るたくさんの残像

幻 カーテンを開けて
暗闇にぼやけた姿は
消えてった

悲しみ 幕を閉じて
暗闇に溜まる雫
消えてった

向こうにある扉に
名付けられた「明日」という名
ネオンのように消えては
浮かび上がる

明日に残るのは1つで
明日に散らばる道の欠片

希望 扉を開けば
一筋 線が広がって
反射した

苦しみ 此処に光る
明日に消えることを
願った

消えない痛み
明日に消えることを
僕らは願って

また明日へ行く

-ai-

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by azarashi_salad | 2004-11-02 22:45 | 詩・小説 <:/p>