♪遅まきながら産経新聞に続報が掲載された

●無線障害「携帯」シロ 全日空、原因はコード破損(10月30日8時1分配信 産経新聞)
 長崎空港で17日、全日空機の航空無線が通信不能となったトラブルで、総務省は29日、無線設備に原因があったとして、同社に再発防止や点検の改善を要請した。当初、原因とみられていた乗客の携帯電話には因果関係は認められなかった。
 全日空機は17日午前9時10分ごろ、長崎空港離陸直前にVHF(超高周波)無線が送信不能となり出発が約45分遅れた。機内では乗客1人が携帯電話の電源が入っていたことを申告。直後に無線通信が回復したため、携帯電話の電波が原因となった可能性が指摘されていた。
 総務省は25日、同機を臨時検査し、機長席のハンドマイクのコード破損を原因と特定した。芯(しん)線が露出して金属に触れ、無線障害を引き起こしたという。
 全日空は再発防止に努めるとしたうえで、「トラブルの原因とは別に、機内での携帯電話使用は航空法で禁止されており、周知に努めていく」(広報室)としている。

○先日からこのブログで取り上げていた全日空機の無線障害の件だが、遅まきながら全国紙では唯一、産経新聞が続報を掲載し、これまで報道していた「携帯電話=原因」説を訂正した。

 ちなみに、この件に関するエントリーのせいかどうかは分からないが、「なかの人」の解析によれば、ここ数日、池上通信機と総務省からのアクセスが増えていたので、ちょっとだけご紹介。

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○産経新聞が今回続報を掲載したのは、記事の文面からして総務省のプレスリリースがきっかけと思われるが、おそらく総務省の内部においても、無線機の送信不具合まで携帯電話が原因とするのは、俄には信じ難いと思われていたのではないか。

 それにしても、記事中での全日空広報のコメントの取り上げ方だが、肝心の整備不良に関しては「再発防止に努めるとしたうえで」とサラッと流しておいて、携帯電話については「トラブルの原因とは別に、機内での携帯電話使用は航空法で禁止されており、周知に努めていく」(広報室)とさりげなくフォローするあたりに、スポンサーであるメジャー企業への配慮を感じるのは、ちょっと穿った見方だろうか。

 もちろん、安全を脅かす「恐れ」があるので、飛行中は携帯電話の電源を切るのは当然だが、無線装置に不具合を抱えたまま飛行するのはもっと危険な行為なので、国土交通省は全日空を改善指導しないのだろうか。

(産経新聞の当初報道は以下の通り)

●携帯電話原因? 全日空機遅れる(10月18日8時0分配信 産経新聞)
 17日午前9時10分ごろ、長崎空港で羽田行き全日空662便ボーイング767(乗客乗員234人)が、離陸直前に航空無線が使用できなくなり出発が約45分遅れた。携帯電話が原因とみられるが、全日空は「現段階では因果関係は分からない」としている。
 全日空によると、同機は誘導路を走行中に3系統ある無線装置のうち1系統が送信不能となり、駐機場に引き返した。駐機場で整備士が点検したところ3系統とも送信不能だった。その後、無線装置は使用できる状態に回復。機内では客室乗務員の指示で、乗客の1人が電源を切るなどしたといい、無線装置に異常がないことが確認された。
 携帯電話など電波を発信する機器は航空機の計器、無線機に障害を生じるおそれがあるとして使用が禁止されている。

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by azarashi_salad | 2007-10-30 23:59 | 社会 <:/p>

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