▽なぜ逮捕しない!

●時津風親方「おまえらもやれ」 兄弟子に殴打けしかけ(09/30 07:23)
 「おまえらもやれ」。大相撲の時津風部屋の時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=が急死した問題で、時津風親方は兄弟子らをけしかけていた。部屋関係者が、斉藤さん死亡当日や前日に受けた暴行の生々しい様子を次のように証言した。急死が発覚した6月、親方はいじめや制裁の有無を記者会見で問われ、「そういうことはない。何が原因でこうなったかのか分からない」と釈明していた。

 6月25日午前11時ごろ、斉藤さんが逃亡したことに兄弟子らが気付いた。近くのコンビニ前にいるのを見つかり連れ戻される。兄弟子から殴られた。
 同日午後6時ごろ、夕食で「逃亡」の罰として斉藤さんは時津風親方の斜め後ろに正座させられた。斉藤さんが「心を入れ替えます。すみませんでした」と許しを求めると、兄弟子は「だまって正座しとけ」と怒鳴り、親方は「何十年も相撲界にいるが、おまえみたいに根性のないやつは初めてだ」と説教した。
 午後7時ごろ。親方は飲み終わったビール瓶で斉藤さんの体を数発殴った。最後に額のあたりを強めに殴り血が流れた。親方は兄弟子らに「おまえらもやってやれ」と指示。3人が「根性いれてきます」と言って、部屋の裏手や宿舎の外で30分以上、素手や金属バットで暴行を加えた。

 兄弟子らは親方の前に連れて行き謝らせたが、親方は「駄目だ。何度おまえにだまされたか」と突き放した。
 翌26日。午前10時ごろにけいこが終わると、間もなく斉藤さんに対して「かわいがり」と呼ばれる集中的なぶつかりげいこが始まった。兄弟子1人が胸を出し、ほか3、4人が取り囲む形で、斉藤さんが倒れると足げにしたりした。親方もそばで見ていた。ぶつかりげいこは1時間以上続いた。

 親方は兄弟子たちに続けさせたまま、風呂と食事を終えて帰ってくると、「後はわしが面倒を見る。おまえらは風呂に入れ」と言い、けいこ場で斉藤さんと2人きりになった。その間約20分。「あー」という斉藤さんのうめき声が聞こえた。午後0時半ごろ、意識不明になり、壁にもたれぐったりしていた。体全体が土気色になっていた。水をかけたが意識が戻らず、親方の「今度は温めよう」という指示で風呂場に運び湯をかけ始めた。弟子たちは「救急車、救急車」とざわつき始めたが、親方は呼ぼうとしなかった。湯でも意識が戻らず、親方もようやく救急車を呼ぶことを承諾した。
                   ◇
 ≪死亡2日後には制裁否定≫

 時津風親方は、斉藤さんの死亡2日後の6月28日、記者会見を開き、「こんなことになって申し訳ない」と陳謝しながらも「普通通りのけいこで、無理はさせていない。亡くなるとは思わなかった」と制裁を否定していた。
 会見で時津風親方は同月26日、「ぶつかりげいこ」を始めたところ息が荒くなり、休ませたが返事もあいまいになったため、救急車を呼んだと説明。いじめやしごきは「やらせないし、力士にそんな気持ちはない。警察からも事件性は一切ないと言われた」と否定。斉藤さんが以前3回部屋を抜け出したとし、「立派にしてやりたいと思っていたのに…」と話していた。
                   ◇
 ≪斉藤俊さん死亡、発覚までの経緯≫

 ▽6月25日
午前11時ごろ 斉藤さんが部屋を抜け出したことが発覚
午後 6時ごろ 罰として正座させられ、親方が説教
   7時ごろ 親方がビール瓶で数発殴る。「おまえらもやれ」と告げ、兄弟子らが金属バットなどで暴行
 ▽26日
午前10時ごろ 斉藤さんに対し、集中的なぶつかりげいこ
  11時ごろ 親方が「おれがみる」と兄弟子らを遠ざけた
  11時20分ごろまで 親方と2人きり。斉藤さんのうめき声
午後0時半ごろ 斉藤さんが意識不明。風呂場に運び湯をかけた
  0時50分 親方が通報を承諾し、119番
午後2時10分 斉藤さんの死亡確認。電話で親に「急性心不全で死亡」と連絡
 ▽28日
 親方が弟子を集め、暴行の事実を漏らさないよう指示。記者会見で、「(いじめや制裁は)ない。生活態度を改めようとした」

○意識不明になったとき、最終的には親方と二人きりだったということは、「死亡」に親方が何らかの関与をしているのは明らかである。

 さらに、弟子たちに口裏を合わせるよう指示していたという証言もあり、証拠隠滅の恐れもあるのに、なぜ、警察はこの親方を逮捕しないのだろうか。

 一般の市民相手なら、少なくとも事件の重要参考人として事情聴取くらいしていても不思議ではないが、警察は何に遠慮しているのだろうか。

 相撲協会に配慮して、二の足を踏んでいるのだとすればとんでもないこと。
 殺人、暴行、業務上過失致死、何の容疑でも構わないから、さっさと逮捕して徹底的に取り調べるべきと思うのだが。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-10-02 06:36 | 社会 | Comments(6) <:/p>

Commented by ななこ at 2007-10-02 08:17 x
まったくその通り相撲協会に配慮なんていっている場合ではないでしょう。
相撲部屋抹消、そして親方逮捕、弟子も制裁を受け、17歳の力士の死に報いるべきです。
これが刑事的な法で裁かれないなんて、絶対におかしいです!!!!よね。
Commented by tosh3141 at 2007-10-02 08:22
こんにちは
本当に。どう考えても刑事事件ですね。親方ほかの関係者から事情を聴くことが理事会マターでないことは確かだと思います。
目の前で若者が命を落としているのに、あの一連の態度であることが、相撲の世界の深い闇を如実に表しています。
Commented by 赤潮 at 2007-10-02 15:59 x
どうやら、時津風を立件するとなると、他の親方にも火の粉がかかり、相撲界全体が危機的状況に追い込まれるので、うかつに手が出せないということらしい。
また、この件では、政治的な圧力もあるとまことしやかにささやかれている。相撲協会が当初自ら何も動こうとしなかったのは、その政治的配慮でどうにか切り抜けられるという算段があったのではないか。
いずれにせよ、先日の朝青龍の件にしろ、相撲協会に自浄能力がないことは誰の目にも明白になったわけで、相撲の権威も地に墜ちるだろう。
Commented by azarashi_salad at 2007-10-04 06:39
♪ななこさん、はじめまして、こんにちは。
部屋抹消かどうかは別として、基本的には刑事事件ですから、他の刑事事件と同様の手続きがされるべきと思います。
もし、協会や政治家が圧力をかけているようであれば、そうした行為こそ批判されるべきでしょう。
Commented by azarashi_salad at 2007-10-04 06:44
♪tosh3141さん、こんにちは。
本当に、明らかに刑事事件だと思うのですが、どうしてこうも対応が鈍いのでしょうか。
警察も一応事情聴取はしたようですが、もしかすると、死亡した直後に一度「事件性はない」と判断したのが足かせになっているのかも知れませんね。
Commented by azarashi_salad at 2007-10-04 06:52
♪赤潮さん、はじめまして、こんにちは。
う~ん、たかだか一つの部屋を刑事事件で捜査、立件したからと言って、相撲界全体にまで影響が及ぼすとも思えないのですが、どうなんでしょうねえ。
いずれにしても、法律的にはそんなことと刑事事件として捜査するかどうかは全く関係ない話ですから、マスコミも小さなことで警察批判するんじゃなくて、こうした対応の鈍さこそつっこんで批判すべきと思うのですが、どうなんでしょうか。

<< ♪浅井さん、それは違うでしょう ♪本当? >>