♪なんだ、心配して損した

●安倍スキャンダルは本物――自民党崩壊の地響き(9/15:ブログ時評)
 安倍首相の唐突な政権放棄の日に、毎日新聞の夕刊などで講談社「週刊現代」がスキャンダルを追いかけていて安倍事務所に取材事実の真偽を質す依頼書が届けられていたと報じられました。今日15日、その「週刊現代」が発売になり、ネット上では雑誌紙面をスキャンした画像まで出ています。当然、著作権法違反なのですが、事が事なので、ここでは全文を読みたい人のために阿修羅掲示板の「本誌が追い詰めた安倍晋三首相『相続税3億円脱税』疑惑」を紹介しておきます。

○安倍総理の辞意表明については、ストレスによる心の病かなあ、などと多少は気の毒にも思っていたので、このブログではこれまでこの話題について取り上げてこなかったが、なんだか心配して損したような気分。

 というのも、ブログ時評さんのエントリーで知ったのだが、ここにきて安倍総理が唐突に辞意表明した本当の理由として「脱税疑惑」が持ち上がっているからだ。

 これについて、ブログ時評さんは「記事を読めば本物の疑惑であり、政権放棄しなくて安倍首相が国会論戦に臨んでいても、来週には政権を投げ出す結果になっていたでしょう。」と解説している。

 さらに、「たとえ総裁選が盛り上がったとしても、この安倍スキャンダルを隠すことは出来ません。ほかの2世議員にも同種の疑惑が無いのかも追及されるでしょう。」と、世襲議員同士の対決の様相を見せている自民党総裁選の暗雲を予測している。

○その記事というのが、昨日(9/15)発売された「週刊現代9月29日号」の記事で、タイトルは「本誌が追い詰めた安倍晋三「相続税3億円脱税」疑惑」
(ブログ時評さんのエントリーには記事本文が読めるリンクまである)

 今のところ、この件については週刊現代に書かれている内容が真実かどうか分からないが、当初は毎日新聞でも報じられていたのに、この件に関するネット記事がものすごい勢いで消されているとの噂もあるので、時事ドットコム赤旗に掲載されていた関連記事を紹介しておく。

●「脱税疑惑」全くの誤り=週刊誌取材に安倍首相事務所(9/13:時事ドットコム)
 辞任表明した安倍晋三首相について、講談社の週刊誌「週刊現代」編集部は12日、「脱税疑惑」があるとして、首相側に取材を申し入れていたと明らかにした。一方、安倍首相の事務所は「全くの誤り」と反論し、同社に記事を掲載しないよう「警告」する文書を出した。
 同誌は「数カ月取材してきた『安倍首相の相続税3億円脱税疑惑』を報じることが、政界で話題になっていることは聞いている」などとコメントした。記事は15日発売号に掲載するという。
 安倍事務所によると、父の故晋太郎氏が個人資産を政治団体に寄付し、相続税の支払いを免れたのではないかとの内容の質問が週刊現代からあった。
 同事務所は、収支報告書には「第3者からの寄付を故晋太郎名義で記載しているにすぎない」と、全面的に否定している。

●安倍首相 政治団体が預金3億円 資金団体と会計責任者同じ(9/15:赤旗)
 安倍晋三首相の政治団体「東京政経研究会」が巨額の預金を保有していることが、十五日付官報で公表された二〇〇六年の政治資金収支報告書でわかりました。
 東京政経研究会は、安倍首相の資金管理団体「晋和会」と同じ場所にあり、会計責任者も同一人物。〇六年収支報告書によると、みずほ銀行に三億二十三万四千九百八円の預金があります。
 同研究会の収支報告書をさかのぼると一九九七年十一月十七日に「緑晋会」から名称を変更。緑晋会の設立は七九年で、父親の故安倍晋太郎元外相の政治団体を安倍首相が引き継ぎました。
 安倍首相が初当選した九三年の収支報告書では、すでに約五億円の預金があります。この巨額の資産がどこから入ってきたのかは、当時の収支報告書官報からはわかりません。
 名称変更した時点でも四億円以上の預金を保有。その後三億七千万―三億八千万円で推移し、〇四年から約三億円に減っています。
 安倍首相の政治団体の保有預金をめぐっては、初当選翌年に朝日新聞(九四年九月九日付)で、父親の政治団体を引き継ぎ、預金約六億九千万円を継承したと指摘されました。辞任直前にも政治団体の預金について、講談社の『週刊現代』編集部が、「脱税疑惑」があるとして、首相側に取材を申し入れていたことを明らかにしています。

○一応、時事ドットコムの記事では、安倍事務所に対して週刊現代から「父の故晋太郎氏が個人資産を政治団体に寄付し、相続税の支払いを免れたのではないか」との内容の質問があったという事実と、それに対して同事務所が「第3者からの寄付を故晋太郎名義で記載しているにすぎない」と、全面的に否定していることのみを報じている。

 一方、赤旗の記事では、2006年の政治資金収支報告書によって、安倍総理の政治団体が多額の預金を保有していることが判明したという事実と、安倍氏が初当選した93年の収支報告書ですでに約5億円の預金があったという事実を報じているものの、「この巨額の資産がどこから入ってきたのかは、当時の収支報告書官報からはわかりません」と疑問を投げかけている。

 今のところ、安倍事務所から週刊現代側に対して質問に対する正式な回答はないようだが、何らやましいことがなければ、国民に対してきちんと説明すればいいだけのこと。

 安倍総理は、内閣改造後の記者会見で「閣僚は何か(問題を)指摘されれば、説明しなければならない。十分な説明ができなければ、(内閣から)去っていただく覚悟で閣僚になっていただいている」と語っていただけに、十分な説明ができないと自ら判断したのであれば、唐突な辞意表明についても分からなくもない。

●説明不十分な閣僚は去ってもらう…内閣改造で首相会見
 安倍首相は27日夜、首相官邸で記者会見し、閣僚の政治とカネを巡る不祥事に関し、「閣僚は何か(問題を)指摘されれば、説明しなければならない。十分な説明ができなければ、(内閣から)去っていただく覚悟で閣僚になっていただいている」と述べ、厳しく対処する考えを示した。

○というわけで、仮に総理の座を降りたとしても国会議員である安倍氏には、一刻も早く元気になって国民に対して十分な説明をしてくれることを期待しているが、もしこの「脱税疑惑」が事実だとすれば、本来国に納めるべき税金を掠め取っていたことになる。

 そして、ミスではなくて知っててやったのであれば、納められた税金を掠め取る行為も、納める前に税金を掠め取る行為も、どちらも同じ「税金泥棒」になるのではないだろうか。

 もちろん、仮に事実だとしてもすでに時効なのだろうが、年金横領問題に関しての舛添厚生労働大臣の発言は「きちんと牢屋(ろうや)に入ってもらいます。今からでも刑事告発してやろうかと思って」とのことなので、こちらは是非そうはならないよう願っておく。

○なお、日経BPネットに掲載されている立花隆氏の連載コラム「メディア ソシオ-ポリティクス」でも(週刊現代が暴いた“安倍スキャンダル”の全容)という記事で、安倍総理側と報道機関側とのやりとりが詳しく紹介されているので、興味のある方はこちらもどうぞ。
[PR]

by azarashi_salad | 2007-09-16 08:49 | 政治 <:/p>

<< ▼これもある意味「ゲーム脳」か △「ただ働き」大流行の予感 >>