△安かろう悪かろうでは

●<スカイマーク>国交省が厳重注意 点検期限超過(4月13日11時42分配信 毎日新聞)
 国土交通省は13日、スカイマークがボーイング767型機計3機の整備項目を巡って3月、自社で定めた点検期限が超過したと気づいた後も羽田ー福岡・神戸線で1~2日計24便の運航を続けたとして、同社を文書で厳重注意した。国交省は「運航への影響はなかったが、基本的な認識が不十分で遺憾」としている。
 国交省によると、期限を超過していたのは、主翼の浮力を増す装置の機能検査や油量点検、冷蔵庫の洗浄作業。機能検査では、3月27日に1機で点検期限の4カ月超過が判明したのに、安全性への影響は小さいとしてさらに2日にわたって13便運航した。また、冷蔵庫の洗浄作業では2機でそれぞれ2年8カ月と11カ月期限超過したのに、翌日も計11便の運航を行った。3機のうち1機は2件の項目が超過していた。同社は3月末に国交省に報告した。
 スカイマークは昨年4月、機体の一部に亀裂の兆候があったのに修理しないまま9カ月の運航を続けたとして国交省から業務改善勧告を受けている。【長谷川豊】

○いくら運賃が安かろうと、賢い消費者は、このような会社の航空機にだけは絶対乗ってはいけない。

 多くの企業が、コスト削減や効率化のため、さまざまな努力をしていることは理解できるが、それでも絶対やってはいけない行為がある。
 それが安全に関する規定違反であり、航空機の整備を間引くという行為は、建築物の耐震強度偽装などと同じで絶対許してはいけない行為である。

 とりわけ、冷蔵庫の洗浄はともかく主翼の浮力を増す装置の機能検査や油量点検といった基本的な機能の点検整備は、航空機が安全に空を飛ぶために必要不可欠な作業である。

 にもかかわらず、スカイマーク社は「点検期限の4カ月超過が判明したのに、安全性への影響は小さいとしてさらに2日にわたって13便運航した」といい、こうした規定違反を平気で行うような会社の航空機は、いつか必ず重大な事故を起こすに違いない。

○マスコミは、なぜだかこのニュースについて余り大きく取り上げていないが、今回の不祥事は「うっかりミス」ではなくて「確信犯」であり、個人的には不二家どころの問題ではないと思っている。

【4/19:追記】
 このエントリーに「規制緩和バラ色論」のTBがありますが、アメリカにおける航空規制緩和と安全性についての考察を紹介しておきますので、合わせて読まれてから判断されることをお勧めします。

●「米国の航空規制緩和と安全」(山村堯 著)に関する論評(PDFファイル)
[PR]

by azarashi_salad | 2007-04-13 23:41 | 社会 <:/p>

<< ▽都民の選択(その2) ▲「全国学力・学習状況調査」に... >>