♪口コミ2.0 ”正直マーケティングのすすめ”


●明らかに、これまでのマーケティング手法では「人の心に響かなくなった」web2.0時代に、「効く」マーケティングを伝授します。
時代の先端を行く3人の著名ブロガー(マーケター、金融、ブログメディアの雄)による実体験を下敷きにした共著。お見逃しなく!(出版社/著者から)


○昨年末に筆者の一人である藤代(ガ島通信)氏から頂戴し、その日の内に読み終えていたにもかかわらず、まだ感想も書いていなかったので、先のエントリーで紹介した毎日新聞の特集「ネット君臨」との比較も含めて気づいた点を記してみたい。

 この本で書かれている内容は、「ネット上で直接双方向にアクセスできる利点を生かしたマーケティングを試みる企業も増えてきた。熱烈なファンを惹きつける商品も、ネット上の口コミから出てくるようになった。でも。ちょっと儲けようとすると、とたんに炎上する。商品だけでなく、企業の姿勢が問われることになる。」と紹介されているが、要するにネットという双方向の情報発信ツールが発達した現代においては、良くも悪くもネット上の口コミの影響力を無視できないと指摘。

 その上で、ネットという情報コントロールできないメディアにおいて、マーケティングで成功しようと思うのであれば、「正直」こそが重要なのだと説く。

○一方の「ネット君臨」は、「私たちの生活や仕事をネットに依存するあまり、いつの間にかネットそのものに支配されてはいないでしょうか。社会がゆがめられていく矛盾も抱えているように思えます。ネットの利点を生かしながら、どう共存していけばいいのか。将来のネット社会をどう築けばいいのか」と問題提起。

 その上で、「誰もが使う」ネットだからこそ、「負」の部分に注意を払う意味があるのではないか、と説く。

 つまり、この本ではネットというメディアをコントロールできないものとした上で、こうしたツールとどう向き合っていくべきかを考えているが、「ネット君臨」では、どうすればネットというメディアをコントロールできるかを考えているのではないだろうか。

 両者とも「祭り」や「炎上」、「晒し」などについては良しとしていないが、 ここに両者の大きな違いがあると思う。
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by azarashi_salad | 2007-01-02 11:35 | お薦め <:/p>

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