▼認めていいの?

a0008617_23512950.gif●<福岡中2自殺>いじめ調査委に遺族参加認めず 筑前町 [ 11月04日 19時56分 ]
 福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、いじめの調査委員会への参加を求めていた男子生徒の遺族に対し、町教委は4日、遺族を含む保護者代表の調査委への参加を拒否すると伝えた。
 町教委の回答書は「公平性、客観性、透明性、迅速性が確保できる第三者機関による調査を目的としているので、応じることはできない」としている。
 町教委は調査委を設置する計画だが、まだメンバーは確定していない。このため、遺族は大仁田厚参院議員(自民)と連名で「自殺は命をかけた最後の訴え」とし、遺族を含む保護者代表を調査委に参加させるよう、今月2日に要望書を出していた。
 遺族は「納得できない。遺族の声を反映してほしい。委員として(遺族が)入れないなら弁護士2人を委員に入れてほしい」と語った。
 また、遺族らは調査委の早期設置も同時に求めていたが、町教委は「1週間以内に発足させる」と約束した。【山本泰久】

○前回に続いてエントリーしようと思うが、「認めず」だとか「拒否する」だとか、この問題については相変わらず恣意的な報道が続けられているように感じられてならない。

 もちろん、これは保護者サイドだけでなくて町や教育委員会についても言えることだが、純粋に実態の把握と再発防止策の検討を目的とするならば、「公平性、客観性、透明性、迅速性が確保できる第三者機関による調査を目的としているので、応じることはできない」という町教委の言っていること自体は間違っていないと思うのだが、もしかしてマスコミは調査委員会に当事者を入れるべきと考えているのだろうか。

 私も子を持つ親なだけに、感情論としてはこの保護者の気持ちもわからなくはないが、調査委員会に保護者や学校関係者が入った場合、ほかの調査委員も人間だから彼らを意識して、必ずバイアスがかかった調査結果になってしまう。

 そうした調査結果からは、本当に有効な対策が得られなくなる恐れがあり、結果として子供たちのためにはならない。
 そのため、今回の事件とは無関係の第三者により調査するというのは当然のことだと思うのだが・・・。

○調査結果がおかしいと思えば、そのときに声を上げればいい。
 今、この保護者たちに求められていることは、調査委員になって自らの主張を盛り込むことではなく、一番傷ついているであろう子供たちとの会話を増やして精神面をケアし、被害者側も加害者側も、そして周りも含めて、すべての家庭において家族の心のつながりを強化することではないだろうか。
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by azarashi_salad | 2006-11-05 08:34 | 社会 | Comments(4) <:/p>

Commented by おかにゃん at 2006-11-05 19:11 x
こんばんは。
おっしゃるとおり,調査委員会は完全に中立公正な第三者機関にしなければいけません。当然,被害者側も委員会のメンバーには入らない方がいいでしょう。
そのかわり,当然のことながら,被害者側の弁明はじっくりと聞くべきです。もちろん,加害者側や学校側の言い分もじっくり聞くべきであることは言うまでもありません。
Commented by ぱっと at 2006-11-06 11:01 x
おはようございます。
一連のエントリーには全く同感です。おかにゃんさんが書いていらっしゃいましたが民事的にだけでなく、刑事的にも責任を追及する方が本筋だと思います。逆に本人(とその親)に民事的・刑事的責任がなければ学校に責任などあるはずがありません。
いじめは許せませんが死ねば解決するわけではないので今一度踏みとどまってほしいです。死ぬ前にできることはいろいろあると思うのですが。それは被害者と被害者の両親の関係も影響するでしょう。また、死ねばすぐ美化されるという風潮も気になります。最近の必修逃れで校長が自殺しましたが、教頭が弔事で「生徒のためを思った行動で、あなたの責任ではない」と言っていました。一瞬本気かと思いました。民間企業で粉飾決算をした社長が自殺して専務が「社員のためを思った行動だ。社長に責任はない」と言うでしょうか。これほど責任の所在が明確なものはないと思うのですが、マスコミの報道は全くあべこべですね。
Commented by azarashi_salad at 2006-11-11 08:09
♪おかにゃんさん、こんにちは。
再発防止のためには、「調査」と「捜査」を一緒にしないことが必要です。
責任の追及が目的なら「捜査」で、原因の分析と再発防が目的なら「調査」です。
これを正しく区別しないと、被害者側からも加害者側からも正確な事実関係が得られないと思っています。
Commented by azarashi_salad at 2006-11-11 08:18
♪ぱっとさん、お久しぶりですね、こんにちは。
本当に「死ねば解決するわけではない」のですが、マスコミ報道の影響もあってか、こうした風潮に歯止めがかからないような。
履修不足問題では、被害者が生徒なのははっきりしているのですが、加害者としてどのレベルまで責任を追及することができるかですね。
全国的にこれだけ拡大しているということは、単に学校レベルや教育委員会レベルではない、と考えるのが普通だと思うのですが、文部科学省に対する批判は少ないような気が、気のせいでしょうか。
知っていて放置していた、あるいは意識的にやらせていたはずなのに、ツケは全部現場に押し付ける、年金の不正免除問題のときと同じ構図です。

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