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△学校批判ばかりしている内は「いじめ」はなくならない

●<福岡いじめ自殺>事件後も別の生徒に繰り返す 同グループ
 中2男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中で、この男子生徒をいじめていたとされるグループが事件後も別の生徒にいじめを繰り返していたことが分かった。学校側は遺族側に「再発防止を目指す」と繰り返しているが、いじめ対策が進まない現状が浮き彫りになった。
 複数の関係者によると、新たないじめを受けているのは自殺した男子生徒と同じ学年の別の男子生徒。暴力的な行為はないものの、言葉によるいじめだったという。
 男子生徒の自殺後、間もなくいじめグループが別の男子生徒を対象にしたいじめを始め、見かねた他の同級生が保護者に相談し、保護者が学校側に通報した。学校側はこの保護者に「実際に新たないじめがあるかどうか調査中」と説明しているという。
 同級生の保護者によると「いじめのやり方は亡くなった男子生徒と全く同じと聞いている。学校は一体何をしているのか」と憤っている。
 自殺した男子生徒は自殺直前に7人の生徒からいじめを受けていたことが判明している。同中にはこの7人を含む多人数のいじめグループがあり、新たないじめもこのグループの生徒が繰り返しているという。
 男子生徒は死の直前まで「消えろ」など言葉によるいじめを繰り返し受け「いじめが原因です。いたって本気です。さようなら」などと記した遺書を残し、先月11日に自殺した。自殺した男子生徒の父親(40)は「また息子と同じようないじめが起きているとすれば許せない。つらい思いをするのは私たちで十分だ」と話している。【船木敬太、高橋咲子】
(毎日新聞) - 11月3日

○自殺者を出した福岡の中学校で、新たな生徒をターゲットにしたいじめが繰り返されているという。

 これに対して、「いじめのやり方は亡くなった男子生徒と全く同じと聞いている。学校は一体何をしているのか」と保護者たちが憤っているというが、本当に学校だけを批判していていいの。
 このいじめをしている生徒や、その親(保護者)たちこそ一体何をしているのだろう。

 いじめ問題については、各マスコミからは学校や教育委員会、文部科学省などの役所批判の声は聞こえても、肝心のいじめを実行していた生徒たちや、そうしたしつけのできない親(保護者)を批判する声はほとんど聞こえてこない。

 しかし、よくよく考えてみると、教師によるいじめ誘発という特殊なケースを除くと、学校におけるいじめの被害者はもちろん生徒だが加害者も生徒である。
 直接悪いことをしている当人を批判せずに学校関係者ばかりを批判しているから、こうした生徒たちは「いじめをしても責められるのは学校関係者たちであって自分たちは責められない」と思ってしまうのではないだろうか。

○もちろん、管理監督者としての学校の責任を追及することも必要だとは思うが、まずは直接の加害者側に対して「いじめ」は悪いことであり、悪いことをしたら厳しく批判・処分されるという当たり前のことを徹底させる方が先だと思う。

by azarashi_salad | 2006-11-04 08:45 | 社会 <:/p>

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