▽もしかするとターニングポイントになるかもしれない

a0008617_936106.gif●新幹線にもゆとりダイヤ 脱線事故でJR西 [ 03月11日 共同通信 ]

 JR西日本が18日のダイヤ改正で、山陽新幹線に「ゆとりダイヤ」を導入することが11日、分かった。昨年4月の尼崎脱線事故を受けた安全対策の一つ。安全性向上のために運行時間を延ばすのは1964年の新幹線開業以来初めて。


○これまでスピード記録や運行時間の短縮ばかりを競っていた新幹線が、開業以来初めて運行時間を延ばすという。
 たった2分というなかれ、これまでとは逆の方向に舵を取ったことが大事なのだ。

 相次ぐ事故やトラブルを受けての対策だということだが、もしかすると、これまでのスピードや効率ばかりを重視してきた社会から安全重視の社会へのターニングポイントになるかもしれない。

○私は、スピードや効率ばかりに心を奪われるようになってから、人々の心から「優しさ」が消えてしまったような気がしてならない。

 「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く」が聞かれなくなったのはいつからだろうか。

 エスカレーターを駆け上がるようになったのはいつからだろうか。

 ATMを操作していて、機械にせかされている気がするようになったのはいつからだろうか。

 レジに並んでいて、前の人の動作が遅いと「何やっているんだ」といらつくようになったのはいつからだろうか。

 お年寄りや小さな子供などの社会的弱者にとって、スピードや効率重視の社会は必ずしも住み易い社会とは言えないが、安全重視の社会は彼らにとって間違いなく住み易い社会である。

 これから本格的な高齢化社会を迎えるこの国において、市民第一、ユーザー第一を考えるならば、スピードや効率重視の社会から安全重視の社会への転換は正しい舵取だと考えたい。
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by azarashi_salad | 2006-03-12 22:31 | 社会 <:/p>

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