▽「無知」なのか「無視」なのか?

a0008617_14194495.gif●禁煙の病室で知事がたばこ 「気の弱さ」反省、愛媛 [ 01月19日 共同通信 ]

 愛媛県の加戸守行知事は19日の定例会見で、松山市の県立中央病院で人間ドックを受診した際、全館禁煙なのに控室だった病室でたばこを吸ったことを明らかにし「極めて不適切だった。反省している」と述べた。
 愛煙家の知事は「全館禁煙の認識はあったが、灰皿があったから…。気の弱さかもしれません」と釈明。「これを機にたばこをやめてはどうか」と突っ込まれ「私に禁煙しろというのは極論すれば死ねということ。人に迷惑を掛けないように吸いたい」と答えた。


○寝言日記さんのブログ記事(灰皿がなぜ?)で知ったこのニュース。

 マスコミの「これを機にたばこをやめてはどうか」という質問もちょっと意地が悪いと思うが、それに対して「私に禁煙しろというのは極論すれば死ねということ。」と答える知事もどうかと思う。

 寝言日記さんによると、愛媛県では「たばこの健康影響についての知識の普及を進めるとともに、未成年者の喫煙防止、分煙の推進、禁煙希望者に対する支援を柱としたたばこ対策を推進します。」と、禁煙・分煙のとりくみを進めているそうだ。

とりくみの方針は以下の通り。

1.基本目標
 未成年者の喫煙防止
 分煙の推進
 禁煙支援(禁煙希望者のサポート)

2.実践目標
 たばこと健康に関する正しい知識を身につけよう
 こどもをたばこから守ろう
 公共の場、職場、家庭等において分煙を推進しよう
 禁煙について考え、取り組んでみよう


○こうしたとりくみは、愛媛県が自ら決めたことであるにもかかわらず「私に禁煙しろというのは極論すれば死ねということ。」と公然と発言するような知事は、少なくともこうした「基本目標」「実践目標」について「無知」なのか「無視」しているかどちらかであり、どちらにしても知事として相応しいとは思えない。

 寝言日記さんの記事にも「聖人である必要はないが上に立つ人としては質の低い知事なのでしょう」とのコメントが寄せられていた。

 私も同感だが、政治家の質の低さはそうした政治家を選んだ有権者の質の低さでもある、ということを重く受け止めるべきだと思う。
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by azarashi_salad | 2006-01-22 10:08 | 社会 | Comments(2) <:/p>

Commented by dawn at 2006-01-22 16:25 x
こんにちは
知事だけが別待遇と云う意識(知事、病院側ともに)がいけませんね。全く関係はありませんが、加戸知事は、著作権課長時代に著作権法の制定に携わった人で、日本音楽著作権協会(JASRAC)理事長を経て知事になった人です。dより
Commented by azarashi_salad at 2006-01-22 17:52
♪dawnさん、こんにちは。
そうですね、こうした立場を利用した特権意識こそ「改革」しなければいけないと思うのですが、「二極化」に伴い、こうした特権意識を持つ者が逆に増えていると感じるのは私の気のせいでしょうか。

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