【ニュース記事品質強化月間】△不完全の見本のようなニュース

a0008617_1231262.gif●先生に相談し命名 カラーギャング、少年6人を恐喝などで逮捕(産経新聞:10月25日)
 夜桜を意味する「ナイトブロッサム」と命名したカラーギャングを結成し、恐喝を繰り返したとして、警視庁少年事件課は恐喝などの疑いで、東京都八王子市の私立大一年の男子学生(19)ら少年六人(十六-十九歳)を逮捕した。
 少年らは白い服装で統一して行動する「カラーギャング」で、今年四月ごろに結成。互いを「総長」「部長」などと呼び合っていたという。
 また、チーム名を命名する際には、通学する大学の英語担当の先生からもアドバイスを受けていた。
 調べでは、少年らは今年五月十四日未明、多摩市落合の路上で、神奈川県の大学一年生の男子学生(19)に「何見てる、待てよ、シカトするな」などと因縁をつけ、男子学生から現金約九千四百円を脅し取った疑い。
 少年らは同様の手口で十一件の余罪を自供しており、警視庁で裏付けを急いでいる。

○先日報じられたこのニュース。
 また不良教師が、と読者に思わせるセンセーショナルな見出しが付いているので、てっきり次のようなことを想像してしまった。

学生「おー、センセーよう。俺達今度ギャングを結成するんだけど、一発で相手がビビるようなスゲー名前ねえかなあ?」

教師「それなら”ナイトブロッサム”にしろよ。これならビビって誰でもすぐ金出すぜ」

 これなら確かに批判されて当然の行為かもしれないが、実際はどうだったのだろうか?

 記事には、「また、チーム名を命名する際には、通学する大学の英語担当の先生からもアドバイスを受けていた」としか書かれていないので、もしかするとこうだったのかもしれない。

学生「センセー、夜桜を英語でなんて言うか教えろよ」

教師「そんなことも分からないのか。”ナイト”と”ブロッサム”を使ってよく考えてみろ」

○後者の場合も「英語担当の先生からもアドバイスを受けていた」と書いてもウソではないが、それこそ因縁のようなものだろう、笑。

 では、こういう不完全の見本のようなニュースがどうして平気で全国紙に載るのだろうか?
 おそらく意図的に「教師=悪」という世論を作り出したいのか、そうでなければ記者の能力が低下しているかのどちらかだろう。

 ブログが、こうした不完全なニュースを補完できればいいのだが、そのためにはもっと現場からの情報提供が不可欠だと思う。

【追記】
○今回、ガ島通信さんも同様のエントリーを書かれているが、しばらくはこうした「不完全ニュース」を特集してみようと思う。
 ニュースでは情報が不十分と指摘した部分について、少しでも補強できる方がいらっしゃれば、どうかコメントかTBで情報提供をお願いします。
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by azarashi_salad | 2005-10-29 16:48 | 社会 <:/p>

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