△「勝ち組」「負け組」はお嫌いですか

a0008617_12174016.gif●先日のエントリー(♪あなたは「勝ち組Iそれとも「負け組」)に、コメントとTBでご意見やご質問を頂いたので、少しばかり補足したいと思う。

○先日のエントリーでは、巷で言われている「勝ち組」「負け組」あるいは「セレブ」などが意味するものについて、もっと身近な問題として考えてもらうため、分かりやすい例をあげてあえて極端な表現を使用した。
 しかし、何も個人の人生観まで重ね合わせる必要はない、と私も考えている。

 私は、dawnさんやひろさんのコメントにあったように、金銭的な尺度だけではなくて、もっと精神的な尺度でものごとを考えるためには、やはり生活にある程度の「余裕」というものが必要ではないかと考えている。

 その意味では、支出が増える一方で所得が伸び悩む中、「第3のビール」を購入してなんとか家計をやりくりしている層と、そんな気苦労などする必要もなく「プレミアムビール」を購入している層とでは、明らかに生活に対する「余裕」が異なると思う。

 今回の酒税改正は、単に取りやすいところから取るというだけでなく、そうした「余裕」の少ない層にターゲットを絞った政策といえるだけに、二重にタチが悪いと思っている。

○にもかかわらず、政界はまだしも財界からも反対の声が聞こえて来ないのはなぜだろうか。

 バブル崩壊以降、多くの企業で人件費の削減が行われ、多くのサラリーマン層に我慢を強いてきたのではなかったか。ならば、多くの社員が困るから止めて欲しいという声が、せめて財界からは聞こえてきてもいいのではないだろうか。
 唯一聞こえてくる反対の声が、「売上が減るから反対」というビール業界の声だけというのはちょっと寂しくないか。

○前回のエントリーは、こうした事実を正面から受け止め、自分たちがどういうポジションに属していて、どう反応すればいいかを考える良いきっかけになると思った。

 ただし、繰り返すがどちらの層に属していても、人生の「勝ち組」「負け組」だなんて一喜一憂する必要がないことは、あえて言うまでもない。
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by azarashi_salad | 2005-10-24 23:46 | 社会 <:/p>

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