△そもそも「見出し」って何だろう?

a0008617_12251022.gif●<知財高裁>「記事見出し、法的保護の対象」と初判断 [ 10月06日:毎日新聞 ]
 インターネット上で配信した新聞記事の見出しを無断で使用し収入を得ているのは不法行為だとして、読売新聞東京本社が情報サービス会社「デジタルアライアンス」(神戸市)に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が6日、知的財産高裁(知財高裁)であった。塚原朋一裁判長は、読売側の請求を棄却した1審・東京地裁判決(04年3月)を一部変更し、記事の見出しを法的保護の対象と初判断し、不法行為を認めて23万円余の支払いをデ社側に命じた。

○この「あざらしサラダ」も、一応ニュースを扱っているブログ(笑)なので、このニュースについては地裁の時にも取り上げて注目していた。

 なお、裁判の結果についてはdawnさんがブログ記事(記事見出し)の中で著作権法、不当競争防止法、民法上の営業権の侵害と、この件が持っている問題点について非常に分かりやすく解説してくれているので、そちらを参考にしてほしい。

 私個人としては、判決でも指摘されている通り「見出し」の作成を仕事としている人達にとっては、自分たちが苦労して作り上げたものを知的財産として認めてほしいと思う気持ちは理解できなくない。

 さらに、猫手企画さんがブログ記事(やっぱ見出しは重要でしょ)で書いているとおり、「今後タグ付けが情報価値を決めるとも言われる中、見出しこそがその価値を認められる時代が来るのではないか」という主張も同感である。

 ただし「見出し」とはそもそも何だろうか?という思いが、私にはどうしても払拭しきれない。

○「見出し」とは、そもそも記事本文を読ませるために存在しているものであり、個人のブログも含めてさまざまな媒体により「見出し」が多くの目に触れることが、記事本文を読んでもらいたい者(社)にとってどうして不利益になるのか、私のような素人には理解に苦しむところ。

 これについては、提訴された側のライントピックスでは、見出しは「ヨミウリ・オンライン」の記事には直接リンクされておらず、記事ページへの直接リンク(別ウィンドウによる)を許可している「Yahoo!ニュース」であると説明されている。

 したがって、読売新聞から記事を購入している「Yahoo!ニュース」としては、同社へのアクセス増加に役立つライントピックスの行為は、特に迷惑ではないということだろうが、「ヨミウリ・オンライン」のアクセス増加に役立たない読売新聞としては面白くないということか。

 だったら、「ヨミウリ・オンライン」も記事ページへの直接リンクを許可すればいいだけだと思うのだが、どうしてそんなに嫌がるのだろうか。

 このあたりは、ガ島通信さんが指摘している『記事や見出しの展開を見て、著作権は認められそうもないので、「情報ただ乗り」に論点を摩り替えて、「ネット上の情報で設けているやつのただ乗りは許さん! だからビシビシやってくぞー」という風に拡大解釈していく決意表明なのではないか、と個人的には解釈しました』が案外的を射ているかも。
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by azarashi_salad | 2005-10-09 12:01 | 社会 <:/p>

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