【連載企画】日本が”核のゴミ捨て場”になる日-震災がれき問題の実像-(第16回)

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(第16回:「絆」のかげで流用される復興予算④)

復興予算は「一般廃棄物処理施設の整備費」として全国各地で流用された。こうした復興予算の流用問題に対し、岩手県を相手に住民たちが行政訴訟をおこした。被災者の健康調査や住居移住にはお金が出せないのに、なぜこうしたことが平然と行われるのだろう、と考えての行動だ。

さらに、がれき広域処理で既成事実化された特措法による汚染廃棄物の焼却、埋立て処理が、今度は除染廃棄物の処理へと姿を変えて被災地で強引に進められている。震災がれき広域処理の欺瞞を見破った被災地の住民たちが、政府や自治体が進める行政に不信を抱き立ち上がったのだ。

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こうした被災地住民の抗議行動に対して地元岩手県は、住民が開示請求した震災がれき関連の情報について「がれき量」と「自治体名」を黒塗りにしたまま部分公開するなど、とても真っ当な行政組織とは思えない不透明な対応を続けている。

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さらに岩手県が発注した震災がれき処理関連の請負業務では、随意契約または一般競争でも請負者以外の応札者がいない「一者応札」により、97%から99%という超高落札率で4件の業務全てを特定の業者と契約していた事もわかった。

これについては官製談合の疑いが極めて濃厚だとして、地元住民グループが会計検査院と公正取引委員会に意見書を提出したことも報道されている。

(第17回につづく)

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by azarashi_salad | 2015-06-10 18:35 | 政治 <:/p>

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