【緊急投稿:第二弾】「テロ」より恐ろしい「放射性物質汚染対処特措法」附則

「放射性物質汚染対処特措法」といえば、従来の放射性物質の規制(クリアランスレベル=100Bq/kg)を80倍も緩和して8000Bq/kgまで普通のゴミとして処理して良いと決めた「トンデモ特措法」だ。

しかし、フクイチ汚染が解消できる目処が全く立っておらず、見直しの方向性によってはそのまま恒久法化される恐れが十分にある。

2015年2月16日付けの「建設通信新聞」によれば、環境省は2014年度内にも「検討会」を立ち上げて「放射性物質汚染対処特措法」見直しの検討を開始するらしい。そして2015年夏頃には「特措法」施行状況の点検結果をとりまとめるそうだが、現時点では「見直しの方向性」や「点検項目」などの詳細は不明だ。

参考情報:この動きだけは目が離せない「放射性物質汚染対処特措法」見直しの検討開始


今回の「見直し」の根拠となるのが「放射性物質汚染対処特措法」附則だ。
そこで「見直し」に関係する条項のみ以下に紹介・解説する。

第五条:政府は、この法律の施行後三年を経過した場合において、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。
【解説】「特措法」の施行は2012年1月、したがって2015年2月以降に「見直し」の検討に着手することは法案が成立した3年以上前から決定していた事項だ。報道によれば、環境省は2015年3月にも「検討会」(有識者会議)を立ち上げ、特措法「施行状況の点検」と「見直しの検討」を開始するらしい。そして、2015年夏頃には「点検結果」をとりまとめ、「点検結果」と「検討結果」に基づき「所要の措置」(見直し)を実施すると思われる。

第六条:政府は、放射性物質により汚染された廃棄物、土壌等に関する規制の在り方その他の放射性物質に関する法制度の在り方について抜本的な見直しを含め検討を行い、その結果に基づき、法制の整備その他の所要の措置を講ずるものとする。
【解説】「放射性物質により汚染された廃棄物、土壌等」には、指定廃棄物や除染廃棄物・土壌だけでなく、滋賀で見つかった汚染木材チップや鳥取市の不法投棄放射性物質なども含まれるだろう。これらの放射性物質に関する「規制の在り方」について「抜本的な見直し」を含めた検討を行うということは、フクイチ事故前からあった規制値「クリアランスレベル」(=100Bq/kg)を大幅に規制緩和したいのだと思う。
また「その他の放射性物質に関する法制度」とは「原子炉等規制法」や「放射線障害防止法」のことだろう。その「在り方」について「抜本的な見直し」を含め検討を行うということは、「クリアランスレベル」を大幅に規制緩和した現行法の改正、または新たな恒久法の整備がしたいのだろう。


第七条:政府は、原子力発電所において事故が発生した場合における当該事故に係る原子炉、使用済燃料等に関する規制の在り方等について検討を行い、その結果に基づき、法制の整備その他の所要の措置を講ずるものとする。
【解説】「原発事故発生時の原子炉、使用済燃料棒等」に関する「規制の在り方」について検討を行うということは、フクイチの廃炉作業等で発生する原子炉や使用済燃料等については現行の「原子炉等規制法」には従わず、大幅に規制緩和された新たな恒久法の整備がしたいのだろう。
さらに「法制の整備」だけでなく「その他の所要の措置」を講ずるとも明記しており、事故から4年近くが経過した今も解除できない「原子力緊急事態宣言」の発令及び解除の「基準」見直しなどもやりたいのではないだろうか。


福島県双葉町や大熊町に整備を予定している「中間貯蔵施設」や、宮城、栃木、茨城、群馬、千葉の5県に整備を予定している指定廃棄物「最終処分場」などの計画は、地域住民の強い反対もあって政府・環境省が思い描くようには進んでいない。加えて、福島第一原発は全く事故収束の目処が立っておらず、事故から4年近くが経過した今も放射性物質が漏れ続けている。

このままだと「特措法」が「恒久法」になりかねない状況にあるが、その延長線上にあるのが、当ブログで何度も問題提起してきた「特措法」と「原子炉等規制法」の二重規制解消を狙った放射性廃棄物の大幅な規制緩和だ。

これが実現した暁には、日本列島は文字通り「核のゴミ捨て場」となるだろう。

こういうのは方向性が決まってパブコメが出たら殆ど終わり。有識者会議で検討している段階から問題点を追及して自治体や政治家、マスコミに働きかける活動が重要だ。

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by azarashi_salad | 2015-02-20 20:04 | 政治 <:/p>

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