環境省「エアガレキ」の広域処理推進中!

環境省は、平成23年12月、岩手県の瓦礫総量は476万トンで、その内419万トンを県内処理、どうしても県内処理できない57万トンを広域処理希望と公表していた。

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その後、総量見直しにより処理計画が修正され、平成24年11月には岩手県の瓦礫総量は395万トンで当初の県内処理予定量を26万トンも下回っていたにもかかわらず、350万トンを県内処理、45万トンを広域処理希望と公表していた。

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しかし、昨日公表された環境省の新たな瓦礫処理計画によると、岩手県の瓦礫総量は366万トンで、前回の公表からわずか2ヶ月の間に29万トンも減っているにもかかわらず、336万トンを県内処理、30万トンを広域処理希望と公表している。

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岩手県の瓦礫処理能力は一日あたり約1000トンで、2ヶ月では最大6万トンしか処理できないが、何もしなくても10ヶ月分の瓦礫が減ったことになる、これを「エアガレキ」と呼ばずに何と呼べばいいのだろう。

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宮城県も同じで、平成23年12月公表の瓦礫総量は1569万トンで、その内1220万トンを県内処理、どうしても県内処理できない349万トンを広域処理希望と公表していた。

その後、総量見直しにより処理計画が修正され、平成24年11月には宮城県の瓦礫総量は1200万トンで当初の県内処理予定量を20万トンも下回っていたにもかかわらず、1109万トンを県内処理、91万トンを広域処理希望と公表していた。

しかし、昨日公表された環境省の新たな瓦礫処理計画によると、宮城県の瓦礫総量は1103万トンで、前回の公表から2ヶ月の間に97万トンも減り、前回の県内処理予定量をも6万トン下回っているにもかかわらず、1064万トンを県内処理、39万トンを広域処理希望と公表している。

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こんな調子で、見直しの度に県内処理予定量を減らして広域処理希望量をキープしていれば、いつまでたっても瓦礫処理なんて進むはずがない。

環境省は、懲りもせずに処理コストが高い広域処理にこだわり続け、復興予算を被災地外に流用・無駄遣いし続けようとしているが、これではまるで「エアガレキ」を使った「復興予算バラマキ詐欺」ではないか。
◆環境省が新たな「復興予算無駄遣い」計画を公表

環境省がすべき事は、新たな広域処理の調整ではなく、これまでのいい加減な瓦礫総量の精査や処理計画の甘さを国民に謝罪することであり、これほどの失態が明らかになった広域処理を今すぐ中止することだ。

瓦礫の広域処理は、私たちの増税が原資の復興予算を使った事業であり、二度と見直しがない正確な総量の精査と処理計画を示さない限り、協力すべきではない。

昨日は三重県、福井県、愛媛県が瓦礫の受け入れを断念したが、まだ委託契約していない富山県や新潟県は新たに委託契約を締結すべきではなく、すでに契約中の北九州や大阪なども前倒しで中止すべきだ。

もはや「詐欺レベル」のウソ・デタラメが明らかになった広域処理については、必要性と処理コストの問題で環境省、岩手県・宮城県、受け入れ自治体をどんどん追及すべきだし、復興予算の無駄遣いとして会計検査院への通報も必要だ。

「会計検査院の検査対象である国や国が資本金を出資している法人、国から補助金を受けている都道府県・市町村・その他の団体などの事務・事業や会計経理について、不適切、不経済、非効率、効果不十分などと思われる事態がございましたら、情報をお寄せください。」
◆会計検査院:情報提供の受付


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年度末までに新たな広域処理契約を許さないよう、受入自治体各地での行動が望まれる。

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by azarashi_salad | 2013-01-26 09:48 | 政治 <:/p>

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