岩手県の漁具・漁網(不燃物)広域処理の「ウソ」を暴く

以下は岩手県のHPに掲載されている「災害廃棄物処理詳細計画」だが、この資料にはとんでもない「ウソ」が隠されている。
◆岩手県災害廃棄物処理詳細計画【改訂版】

この詳細計画5ページの「④広域処理の推進」には「仮設焼却炉を設置してもなお、県内の処理施設のみでは、平成 26 年 3 月末までに災害廃棄物の処理を完了させることが困難であるため、県外の処理施設を利用する広域処理を並行して進めています」と書かれているが、31ページの「廃棄物処理・処分受入先リスト(県内の施設)」の一覧を見ると、「一般廃棄物最終処分場」は敢えてカッコ書きで(沿岸被災地町村内)に限定し、県内での「処理・受入可能能力」を「ゼロ」としている。

しかし、環境省のHPで公表されている各自治体の最終処分場データを見ると、岩手県の「一般廃棄物最終処分場」残余容量は県全体で約130万トン(m3)あり、中でも盛岡市の廃棄物処分場は県内最大の残余容量(約47万トン)(m3)があるのだが、この詳細計画では盛岡市の廃棄物処分場について一切触れられておらず、県内の「処理・受入可能能力」を意図的に過小評価していると言わざるを得ない。
◆一般廃棄物最終処分場の残余量(抜粋)(注:環境省HP公表のデータベースより抜粋)

さらに、詳細計画35ページには『「漁具・漁網」は、県内での処理が困難なため、広域処理等とした』と書かれているが、「県内での処理が困難」な理由がどこにも記載されておらず、上記の「処理・受入可能能力」の意図的な過小評価と合わせて考えると、はじめから「広域処理ありき」で計画を進めているとしか思えない。

また、岩手県の「漁具・漁網」(約5.4万トン)(注:資料によっては約8万トンと記載したものもある)については、石川県金沢市や神奈川県で最終処分する方向で検討されているが、金沢市や神奈川県に「漁具・漁網」専用の特別な最終処分場があるという話も聞いたことがない

以上の通り岩手県のがれき処理計画は、この資料を見る限りは「ウソ」と「欺瞞」で作られていると判断せざるを得ず、広域処理に反対している北陸と神奈川の方々は、下記2点について岩手県と自治体の双方に対して至急確認すると良いだろう。

①岩手県には最終処分場の残余容量が約130万トン(m3)もあるのに、どうして県内の「処理・受入可能能力」がゼロなのか?
②「岩手県内で処理が困難」な漁具・漁網が、どうして金沢市や神奈川県だと処理できるのか?


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by azarashi_salad | 2012-11-15 12:33 | 政治 <:/p>

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