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最終処分場を見学して分ったこと(愛知県での受入は極めて不可能に近い)

●愛知県の最終処分場である「衣浦港3号地廃棄物最終処分場」を見学してきた。

衣浦港3号地廃棄物最終処分場の概要
区分面積埋立容量※用途
安定型区画8.4ha81万m3工業用地
管理型区画34.4ha457万m3工業用地
護岸・管理施設4.4ha―工業用地
計47.2ha538万m3―

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愛知県内の一般廃棄物処理場や産業廃棄物処理場から出たゴミの多くは、最終的にはこの最終処分場に埋立てられることになる。 ここに放射性物質で汚染された焼却灰や廃棄物を埋立てて本当に問題がないか、実際にこの目で確認して分ったことは以下の通り。

・安定型区域(写真の左側:不燃物、主に産廃用)は海とツーカーのため、有害物質を含むゴミは受入不可(「受入基準」により規制)。

・管理型区域(写真の右側:主に汚泥や焼却灰用)では、廃棄物に含まれる有害物質を浸出液処理施設で浄化処理して海に排水する仕組み。ダイオキシンや水銀などの浄化処理は可能だが、放射性物質の浄化機能はなし。管理型区域は海に汚染水が漏れないよう、二重に遮蔽シートを敷設しているが、遮蔽シートの寿命は不明とのこと(300年はもたないと思う)。

両区域共に埋立てが終了した後、6~7年間以上は土壌や排水の環境汚染モニタを継続し、環境への影響がなくなった時点で工場用地や緑地として再利用する予定。

この最終処分場で放射能汚染された瓦礫や焼却灰の処理が可能か質問したところ、説明してくれた職員の方は「セシウムは水に溶ける性質があるので、このような海に埋立てる処分場では不可能、処分出来るとすると陸の最終処分場ではないか」との回答。

そういえば、東京湾の処分場は直接海洋埋立てじゃなかったような気がするけど、大阪のフェニックスはどうなんだろう?

●ならばと、「衣浦港3号地廃棄物最終処分場」に引き続き、名古屋市の最終処分場である「名古屋市愛岐処分場」を見学してきた。

総敷地面積:109ha(ナゴヤドームの約22.6倍)
埋立面積:25ha(ナゴヤドームの約5.2倍)
埋立容量:444万m3(ナゴヤドームの約3.5倍)
埋立期間:昭和57年7月から埋立が完了するまで
主な施設:汚水対策施設、雨水排水施設、ガス抜き施設、廃棄物貯留ダム、小規模破砕施設、管理施設
建設費:約130億円(当初94億円、増量(一回目)32億円、増量(2回目)4億円、用地取得費含む)

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名古屋市内の家庭ゴミの多くは、最終的にはこの最終処分場に埋立てられることになるので、ここに放射性物質で汚染された焼却灰や廃棄物を埋立てて問題がないか(衣浦港3号地廃棄物最終処分場の担当者は、海洋型の処分場では受入不可能なため、もし受け入れるとすれば陸上型の最終処分場ではないか、とコメントしていた)、実際にこの目で確認して分ったことは、愛岐処分場では放射能汚染された廃棄物の受け入れは99%不可能、その理由は以下の通り。

・愛岐処分場の浸出水処理施設では、放射能汚染は除去できないので排水処理が出来なくなる。(≒処分場が使用できなくなる)
・愛岐処分場の利用については多治見市と協定を交わしており、そのような環境に大きく影響がある受け入れを名古屋市の判断だけでは決定出来ない。
・名古屋市では、愛岐処分場のような広大な最終処分場を建設することは困難で今も延命措置中のため、処分場が使用不可となるリスクのある廃棄物を受け入れる余裕は無い。

見学の対応をしてくれた職員(所長)から「受け入れ不可能」との明言はなかったものの、「浸出水処理施設で放射能汚染の除去は不可能」とのコメントは重要な情報。

一方、「被災地の瓦礫はどうすれば処理できるか、専門家の目から何か良い方法はないか」との質問に対しては、「(安全ではないものを安全と見なすように)国の基準を変えるしかない」との回答(オイオイ)。
つまり、「放射能汚染された水を排出する」か「侵出水を排出しない」のどちらかしか選択肢がないので、「基準を変えて汚染水を排出するしかない」と言いたかったのだろう。

その排水は川や土壌を汚染するので、上水道や農業用水を汚染して二次汚染が発生する。地理的に、愛岐処分場から汚染が漏れたら真っ先に影響を受けるのは「庄内川(=土岐川)」か。
ということは、上水道は大丈夫だけど農業用水がアウト。

愛知県は、幸い土壌がほとんど汚染されていないのに農産物の汚染が心配だ。

【参考:浸出水流出事故】


●結局、設備や対策には何も手を付けずに「現行基準では安全ではないものを基準の変更で安全と思わせるしか方法がない」これが関係者の本音なのだろう、まさに環境省が進めていることと合致する。
何も変わっていないのに、昨日まで安全では無かったものが、基準を変えた瞬間に安全になる、んなわけないのに。

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by azarashi_salad | 2011-11-30 15:05 | 健康 | Comments(0) <:/p>

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