☆関西の空港が抱えている問題

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●ガ島通信さんのブログ記事『関西には空港が多すぎる』を読んで、関空の空港が抱えている問題について考えてみました。

■関西の空港が抱えている問題の本質を語るべき

○この記事の中でガ島通信さんは、『ここ数ヶ月、各新聞の伊丹空港の格下げ議論や2本目の滑走路を取り上げた記事を読んでいましたが、論点をどこにおくかフラフラしていて、何が問題なのか読者に分かりにくかったのではないでしょうか』と述べていますが、下に紹介する神戸新聞の記事などは、まさに何が言いたいのかさっぱり分かりません。

関西空港10年/伊丹・神戸との連携図れ(神戸新聞:2004/09/05)

 この記事を書いた記者が一番主張したいことは、おそらく見出しでも取り上げている『三空港の位置付けをあらためて明確にすると同時に、それぞれの連携関係を築き上げていくことが、三空港はむろん国や地元にとっても大きな課題である』ではないかと思いますが、みなさんこの文章を読んで何が言いたいのか理解できますか?
 三空港の位置づけを明確に?
 それぞれの連携関係を築きあげていく?

 すでに三空港は、関空は国際ハブ空港、伊丹は国内基幹空港、神戸は地方空港と位置づけられているのではないでしょうか。
 この位置づけがおかしいと主張したいのであれば、どうすべきかを明確に書かなければ読者には記者の考えが伝わらないと思うのですが
 さらに、連携関係を築くなんて漠然としたことを言われても、私には何をどうすればいいと言っているのか全く分かりません。

■三空港のあり方も結構だが「安全」は大丈夫か

○この記事に比べると、ガ島通信さんのブログ記事は『関西には空港が多すぎる』と問題点を明確にした上で、『神戸は即刻中止、伊丹は廃止すべき』と主張しており、その提案の善し悪しは別として、非常に分かりやすいと思います。

 もちろん、私はガ島通信さんの記事に全く問題がないと言うつもりはありません。
 すでにガ島通信さんの記事のコメントにも書かれていますが、大阪まで電車で2時間以上かかる南紀白浜空港を一緒に語るのは無理があると思うし、具体的なデータの裏付け無しに『地方都市の日本人の多くが、韓国を経由してヨーロッパなどに向かっています』と主張するのは、少し思い込みの領域に入っているのではないかと思います。

 ただし、大阪湾を取り巻くように3つの空港があれば、大阪湾上空はそれぞれの空港に離発着する航空機が錯綜してさぞかし混雑するのだろうと言うことは、おそらく多くの方が想像できるのではないでしょうか。

 確かに神戸を即刻中止し、伊丹を廃止すればこうした問題は解決できるのかも知れませんが、現実問題として神戸は2006年に開港するだろうし、伊丹もまだまだ廃止されることはないだろうと思います。
 であるならば、三空港のあり方を議論するのも結構ですが、まずは事故がないように安全に航空機が離発着するための仕組みができているか検証することが、当面必要なことではないでしょうか。

 特に地元関西の新聞には、そうしたテーマを掘り下げるような特集記事を期待したいと思います。
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by azarashi_salad | 2004-11-28 11:01 | 社会 <:/p>

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