◇被災現地のニーズと復興支援

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●私がよくお邪魔する小島さんのブログ「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」に、11/18から「新潟中越地震、ある被災者の方の声」という記事が掲載されています。

○記事の内容は、新潟中越地震で被災された方から受け取ったメールに書かれていた現地の「生の声」を、小島さんがとりまとめたものだそうです。
 小島さんは、今回の記事は「すべての被災地の方の声を共通しているわけでは無い」と断った上で、「山古志村」のできる限り早い復興の実現を目的として、被災地の現状を伝えたいと述べています。
 したがって、詳細についてはリンク先の記事を読まれることをおすすめしますが、私がこの記事を読んで感じたことは、今記事のタイトルにした「被災現地のニーズと復興支援」の関係がかみ合っているのだろうか、ということです。

○小島さんは、現時点における被災現地のニーズとして、次の3点をあげています。
1、救援・支援物資と各避難所のニーズの整合性や分配の手段については、まだ十分ではなく、早急に対応すべき状況にある
2、大人の方々には、「カウンセリング」よりも、実際の「復興の具体像」・「タイムスケジュール」などを、早く明確に提示することが必要
3、できる限り、雪と冬への対処についても明確な見通しを村の方々に提示して欲しい

 その上で、この記事を読んだ多くの方々が、何か「山古志村」の方たちのためにできることはないか考え、可能であれば提案・実行するための発端になってくれれば、と呼びかけています。

○私たち一般市民やマスコミは、行政や企業に対して「ユーザーニーズ」という言葉を使い、こうしたニーズに的確に対応しない役所や企業をよく批判しますが、被災現地の方にしてみればそうした批判をするような気力もなく、またボランティアなど多くの方々の善意の支援を受けていることが分かっているだけに、なかなか自分たちの本当のニーズを声高に訴えることが出来ないのではないかと思います。
 ならば、誰かがそうした声を代弁してあげることが必要なのかも知れません。

 今回小島さんが書いた記事が、そうした被災現地の声を本当に代弁しているのかは、私にも分かりませんが、少なくとも上に書かれている3点のニーズについては、私には十分納得できるものでした。
 そこで、こうした被災現地のニーズに沿った復興支援を可能にするためにはどうすればいいか、私なりに考えてみたいと思います。

○まずは、「予算」です。
 どのような復興支援をするにしても、予算的な裏付けのない支援は考えられません。このため、復興のために必要な予算の目標を掲示するとともに、現時点での義援金などの集まり状況などをリアルタイムで表示し、マスコミの扱いが小さくなってもカンパなどの呼びかけをねばり強く続けるための仕組みを、今の内に整えておくことが必要ではないでしょうか。

 次に、「マンパワー」です。小島さんの記事にも書かれているとおり、物資だけに限定すれば過剰な状況にあるのかも知れませんが、それを的確に供給するためのノウハウや、情報共有のためのネットワーク環境構築のノウハウ、あるいは被災者への心理カウンセリングなど特定の知識や技術を持った方々のマンパワー支援が求められているのではないでしょうか

 とすると、どのような専門知識を持った人がどの位の期間、何人ぐらい必要なのかをきちんと把握して、役所や企業などから一時的にマンパワーを供給する仕組みを構築できないものでしょうか。
 また、最近ではJICAのシニアボランティアなども注目されており、現役を退いたばかりの経験豊富なOBの方などであれば、社会貢献の観点からもこうした支援活動への協力が期待できるのではないでしょうか。

 最後に、やはりこうした情報を途絶えることなく伝え続ける「報道」が必要ではないでしょうか。
 今はまだ、大手マスコミも被現地の状況を伝えようとしていますが、完全に復興するまでこの状況が続くとは限りません。
 被災現地の方々にしてみれば、まだ十分復興しきっていないのに、日本中からその存在が忘れ去られることを一番恐れているのではないでしょうか

 以上、とりあえず私の思いつくままに書いてみましたが、補強意見等があればぜひトラックバックをお願いします。
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by azarashi_salad | 2004-11-19 00:04 | 社会 | Comments(0) <:/p>

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