♪ブログの「匿名性」がピンチ

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●zetumuさんのブログ記事『他人事ではありません。』(軽軽収集:11月4日)で知ったのですが、「はてな」が登録情報に住所記入を義務づけて、ユーザーに混乱が生じているそうです。

 元記事はこちら ↓

●はてなが登録情報に住所記入を義務づけ、ユーザーに混乱が(ITmedia エンタープライズ:11月4日)
 はてなは1日、「登録情報の住所追加、正しい情報登録」と「利用規約改定版の公布」に基づき、全ユーザーへメール配信した。期間内に住所登録をしない場合、一時的にサービス利用ができなくなるという。

■「はてな」が住所・氏名を義務づけ

○この記事によると、「はてな」は『ユーザー増加に伴い、他人の権利を侵害するような内容の日記が散見されるようになった。さらに10月から公開した「はてなフィトライフ」上で掲載画像にテレビ局などから「著作権の侵害だ」という問い合わせが寄せられている』ことを理由に、『これまで登録されている内容を正しいものに修正することと併せて、新たに「住所」欄を必須登録情報として加える』対策を講じるのだそうです。

 要するに、一部のユーザーが利用規約に反する行為をしているので、全ユーザーに対して管理体制を強化する、と言う風にも受け取れるのですが、この対応策に問題はないのでしょうか。そこで、現状の問題点とその対応策を検証してみたいと思います。

 『はてなへの住所登録の背景について』によると、「はてな」が明らかにしている現状の問題点は、以下の3点です。
1、利用規約に反して他人の権利を侵害するような内容の日記などを公開する者がいる。
2、はてなフォトライフで複数の画像を掲載することができるようになったことに伴い、著作権を侵害されたという問い合わせがテレビ局などから寄せられている。
3、こうした情報を削除するにあたって、ユーザー登録に必要な情報と削除申立を行うために必要な情報が不均衡である。

 「はてな」では、上記の問題に対応するため『個人を特定するのに最低限必要な氏名及び住所を確認する必要がある』と言っていますが、本当にそうでしょうか。

■本質は「ガイドライン」の不備では?

○問題の本質は、上記であげた問題点の1及び2で紹介している、利用規程に反するような一部の不届きなユーザー対策のはずです。
 「はてな」では、こうした情報を削除するため「はてな情報削除ガイドライン」を設けているそうですが、現状の「ガイドライン」では、情報を削除するためには申立者の住所や氏名の情報が必要なのだそうです。
 したがって、申立者個人を特定するために最低限必要な氏名及び住所を確認する、というのが「はてな」の言い分ですが、なにかしっくりきません。

 そもそも、削除にあたって申立者の住所、氏名が必要と決めているのは「はてな」自身なので、利用規約に反する情報は申立者の住所氏名が無くても削除できるように「ガイドライン」を変更するだけでいいのではないでしょうか
 にもかかわらず、これを機に全ユーザーの住所及び氏名を確認しようとするのには、何か別の意図があるように感じられます。
 今後、「はてな」に続いて他のブログサービスもこの動きに追従するような事態になれば、なにやらネットの声を封殺しようとする見えない力が働いているような気がしなくもありませんが、私の勘ぐりすぎでしょうか。

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by azarashi_salad | 2004-11-05 19:49 | 社会 | Comments(0) <:/p>

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